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海斗の反論
*回想シーンが終わり、場面は海斗くんの
アパートの部屋に戻る。******
「ちゅまり、ぼくがおじいさんから教わっ
たことはこういうことなんでちゅ。自分の
人生は自分だけのものだから他人と比べて
うらやましいとか思わずに、自分のやるべ
きことをちゃんとやっていけばよい。自分
の評価は自分自身の心を基準にちゅれば良
いということなんでちゅ」
海斗くんはボピくんの話しを黙って聞いて
いましたが、やがて、眉間にシワを寄せて
ゆっくりと口を開きました。
「ボピくん。君がおじいさんの話しに納得
できたのは君が妖精だからだよ。僕たち人
間はそんな単純な物じゃあないんだよ」
「ボ、ボピ~」
海斗くんの顔があまりに不機嫌そうなので
ボピくんはびっくりしました。
ーつづくー




