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笑い声
「ボピー、そのことで悩んでいて最近元気
がなかったんでちゅね」
「うん、そうなんだ」
「ボピピピ、ボピピピ、ボピピピ」
ボピピというのはボピくんの笑い声です。
「何だよ、何がおかしいんだ」
「おかしいんじゃないんでちゅ。何かの病
気じゃなかったからホッとしたんでちゅ」
「でも俺にとっては重大な問題なんだぞ」
「大丈夫でちゅよ。考え方をちょっと変え
ればいいんでちゅ」
「どう変えればいいんだよ」
「はい。ぼくは海斗くんに会う前は比間島
の松林に一人で暮らしていたんでちゅ」
「うん、知ってるよ」
「島には前田さんというおじいさんがいて
その人から食べ物や着る物を恵んでもらっ
ていまちた」
「うん、それも知ってるよ」
ーつづくー




