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ペリーヌ物語
三人は食事をしながら、とりとめのない
会話をしました。
「ねえ、海斗くんたちはテレビは見る?」
と明美さんが尋ねると海斗くんが答えま
した。
「ああ、最近はあんまり見ないなあ」
すると、ボピくんが口を開きました。
「ボピー、半年前、ペリーヌ物語を見ま
ちた」
「ああ、そうそう。あれ見てボピくん
ずいぶん泣いたよねえ」
「そうなんでちゅ。ペリーヌさんは親
がいなくてもがんばりまちたから、ぼくと
同じでちゅ」
「ボピくんがあんまり泣くから俺もつられ
て泣いちゃったよ、あはは」
「ボピー、思い出すと泣けてきまちゅう」
明美さんは心の中で(しまったあ!ペリー
ヌ物語見とくんだった!)と叫びました。
つづく




