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寂しそうな先生
ボピ ねえ海斗くん、
海斗 なんだい、ボピくん。
ボピ 割れせんべい先生が寂しそうでち
た。
海斗 なんでだろう。
ボピ きっと一生懸命書いた小説を誰も
読んでくれなかったからでちゅ。
海斗 一人ぐらいは読んでくれたよ。
ボピ そうだといいんでちゅが。
海斗 また、面白いお話を書いてくれる
さ。
ボピ たぶんもう書かないと思いまちゅ。
海斗 そんなにショックだったのか。
ボピ これから僕たちどうなるんでちゅ
か?
海斗 たくさんの人が僕たちの小説を読ん
でくれれば、それが僕たちの活力に
なって、空想の世界で元気に暮らせ
るのさ。小説を読んでくれる人が少
なければパワーがないから、おとな
しく静かに暮らしていくことになる
ね。
ボピ 二人で静かに暮らすのもいいでちゅ
ね。
海斗 そうだね。
ボピ この小説を読んでくれた皆様の健康
と、ご活躍をお祈りしまちゅ。




