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その正体は
「はい、ぼくと海斗くんはラブラブ」とボピ
くんが言いかけると海斗くんがあわてて割り
込みました。
「うん、ラブラドールレトリバーっていい
よねー」
明美さんがポカンとしていると、続けて海斗
くんが言いました。
「ボピくん、お料理の用意たのむよ」
「はい、わかりまちたあ」
ボピくんが台所に向かうのを見て明美さん
も立ちあがりました。
「じゃあ、私も手伝うわ」
「あっ、明美ちゃんはここにいてよ。色々
説明することがあるから」と言って海斗く
んは明美さんをすわらせました。ボピくん
の丸っこい背中を見ながら明美さんが尋ね
ました。
「海斗くん、あの子はいったい、、」
「うん、あの子はね、人間じゃなくて妖精
なんだ」
「えー!」
明美さんはびっくりして倒れそうになりま
した。ーつづくー




