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水くさい
するとボピくんは大相撲妖精協会を退職
したこと、その後、比間島の前田さんの所
に行き、家に入れてもらうよう頼んだがダ
メだったこと、それから浜杉市で野宿をし
ていたことなどを海斗くんに話しました。
海斗くんは驚いて言いました。
「野宿だってー?いったい何日くらい野宿
していたんだ?」
「えーと、一か月半くらいです」とボピく
んは小さな声で答えました。すると海斗く
んはいきなりテーブルをドンと叩いて大声
で言いました。
「ばかやろー!どうしてすぐ俺の所に来な
かったんだ。友達なのに、水くさいぞ!」
その言葉に驚いたボピくんは目から涙を
こぼして言いました。
「ごめんなさい。ごめんなさい」
「わりい。急に怒鳴ったりして。」
海斗くんはやさしくボピくんの肩を抱き
ました。ーつづくー




