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海斗とボピくん  作者: 割れせんべい


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140/240

板前

 ここでボピくんに話しを戻しましょう。

大相撲妖精協会の妖精達は群馬県の後橋市

で興行をしていました。季節は十二月の中

ごろです。

 町はクリスマスセールで盛り上がってい

るのに、ボピくんとミカちゃんの仲は十月

のチョコレート事件ですっかり冷えこんで

しまいました。あれ以来、昼休みに一緒に

ホテルに行くこともなくなっていました。

 さて明日は後橋市を出て、長野県の酢輪

市に行くという日の夜。夕食の片付けが終

わると、料理係のリーダーのモックンが調

理場にボピくんとミカちゃんを集めて深刻

そうな顔で言いました。

「ミカちゃん、ボピくん。大事な話しがあ

るんだ」

「何よ、モックン。急に、あらたまって」

ミカちゃんがおどけて言いました。

「実は、みんなと一緒に仕事するのは今日

で最後なんだ」

「えーっ!」

ボピくんとミカちゃんの声が調理場に響き

ました。

「新潟の旅館で板前として働いてみないか

という話しがあってね、俺、やってみよう

と思うんだ」

「よかったね、モックン」とボピくんが言

うと、ミカちゃんも

「おめでとう。すごい出世だね」と祝福し

ました。

「それで明日の朝食作りだけど、俺の代わ

りにさっそく新しい料理係が来るらしい」

「ボピー!それは誰でちゅか?」とボピく

んが尋ねました。

「俺も知らないんだ。でも、鬼沼会長は誰

にするか、もう決めているらしいんだ。と

にかく、二人とも今まで仲良くしてくれて

ありがとう。今夜11時の夜行バスで俺は

新潟に行く」

「あんまり急すぎて寂しいでちゅー!」

とボピくんが言うと

「新潟に相撲興行に行ったときはきっと遊

びに来てね」とミカちゃんが言いました。

ーつづくー



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