天才マネージャー
「こんな恥ずかしいことを毎朝やらなきゃ
いけないなんて、俺、耐えられないよ」
海斗くんがションボリとした声で言うと明
美さんが厳しい口調で言いました。
「海斗くん、ゴールまであと七十日もある
のよ。今からそんなにへこんでちゃ、もた
ないわよ」
「うん、わかったよ。じゃあ、そろそろ仕
事に行く準備しなくちゃ」
そう言うと海斗くんは近くに置いてあっ
た介護パンツをはこうとしました。なぜ介
護パンツかと言うとオ〇ン〇ンがなくなっ
たせいで海斗くんはオシッコが全然ガマン
できなくなって、ほとんどタレ流し状態に
なっているのです。それで、尿漏れ防止の
吸水性介護パンツをはいて仕事に行くので
す。その時、明美さんが言いました。
「だめよ、それをはく前にやることがある
でしょ」
明美さんはカバンの中からティシュペー
パー数枚と書道用の毛筆を出しました。
「もう一度、仰向けになってヒザを広げて
ね」
海斗くんが言われた通りにすると、明美
さんは海斗くんのオマタにティッシュを当
てながらオシッコが出る穴を毛筆でくすぐ
りました。すると、先ほど出たばかりのオ
シッコがまたピューッと出たのです。それ
を見て彼女はうれしそうに言いました。
「できるだけ仕事中に出るオシッコの量を
少なくしないと回りの人に気づかれちゃう
からね」
濡れたティッシュを片付けると、明美さ
んは海斗くんに介護パンツをはかせました。
そして、ズボンをはかせる前にハンカチを
二枚まるめたものを介護パンツの前の部分
にガムテープで止めました。
「股間に自然なふくらみが無いと、オマタ
がスッカラカンなのがバレちゃうからね」
ここまで気が付いてアシストができる明
美さんは、まさに天才マネージャーと言っ
ていいでしょう。
ーつづくー




