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海斗とボピくん  作者: 割れせんべい


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133/240

相談

「私ったら、よっぽど海斗くんのことが心

配だったのね。あんな変な夢を見るなんて

どうかしてるわ」

 明美さんがシートベルトをしめようとし

たとき、スマホが鳴りました。海斗くんか

らです。

「もしもし、明美です」

「ああ、明美ちゃん。社長から聞いたよ。

俺の代役、甘畑さんに頼んでくれたんだっ

てね」

「ええ。無事に収録できたわよ」

「ありがとう。ところで、さっきボピくん

が俺の部屋に来たんだよ」

「えっ!ボピくんって前に海斗くんが浜杉

市で一緒に暮らしてたヒト型妖精でしょ。

家出しちゃったから、私たち二人で比間島

まで探しに行ったのよね」

「そうだよ。びっくりしたけど、うれし

かった」

「わあ、私も会いたかったなあ。」

「また来るって言ってたから、そのうち会

えるよ。ところで、明日の午前中、俺、仕

事ないよね。」

「ええ、ないわよ」

「折り入って、相談したいことがあるんだ。

朝8時に俺の部屋まで来てくれないかな」

「ええ、いいけど、どんなこと?」

「その~、俺の体のことで、ちょっと電話

では言えないことなんだ」

「わかったわ、明日の朝8時ね」

 通話を終えた明美さんは、妙な気持にな

りました。

「まさか、さっきの変な夢が正夢なんてこ

とはないわよね」

ーつづくー




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