132/240
協力
「今日、海斗は病気で仕事を休んだろう」
「はい。よくご存じですね」
「その病気は普通の病気ではないのじゃ」
「えっ!どんな病気なんですか」
「オマタにあるべきものがなくなってス
ッカラカンになってしまったのじゃ」
「えーっ!そんなこと、信じられません」
「ハハハ。ならば、海斗に見せてもらい
なさい」
「いったい、なぜそんなことになったんで
すか?」
「うむ、それを話すと長くなるから、あと
で海斗に聞いてみなさい」
「それで、どうしたらなおるんですか」
「うむ。やらねばならぬことが二つある。
第一に、般若心経を百日間、写経するこ
とじゃ。二つ目は、おまえの協力が必要
なのじゃ」
「私は海斗くんのためなら何でもするつも
りです」
「うむ。その言葉を聞けば海斗も安心して
おまえに協力してくれと頼むであろう」
「ですから、私は何をすればいいの?」
「うむ、それは・・・・・である」
目が覚めると、明美さんはピンクの愛車
の運転席に座っていました。
「ああ、夢かあ。それにしても変な夢だっ
たわね」
ーつづくー




