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パートナー
すると、ボピくんはテーブルをドンと叩
いて言いました。
「そんな弱気なことを言ってる場合ではあ
りまちぇーん。たとえ土下座してでも親し
い女性にお願いちゅるのでちゅ。やってく
れそうな人はいないんでちゅか?」
海斗くんは頭を抱えながら小さな声で答え
ました。
「うーん、一人いるけど・・・」
「そうでちゅか。もし、海斗くんが頼みに
くければ、ボクから頼んであげてもいいで
ちゅよ」
「いや、自分で言えるから大丈夫だよ。と
ころでさ、ボピくん。もし、僕のオマタが
元に戻ったら、また昔のように一緒に暮ら
さないかい?」
「ありがとう、海斗くん。そう言ってくれ
るのはうれちいけど、今、ボクにはミカ
ちゃんというパートナーがいるんでちゅ」
「そうかい、それはよかった。そのミカ
ちゃんってどんな子なんだい?」
「同じ職場で働いている妖精でちゅ」
「そうか、しあわせにね、ボピくん」
「うん。ごめんね、海斗くん」
「いや、いいってことさ」
「そろそろ帰らないと、そのミカちゃんに
怒られてしまいまちゅ」
「わかったよ。じゃあ、タクシー呼んでや
るから」
そう言って海斗くんはタクシー会社に電話
してくれました。
ーつづくー




