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あること
「それで元に戻すにはどうすればいいんだ
い」と海斗くんが尋ねました。
「はい。すぐに般若心経というお経の書か
れた本を用意してくだちゃい。それから、
それを写経するために筆ペンと写経用の紙
も用意してくだちゃい」
「えっ?しゃきょうって何だい」
「お経を一字一字、心をこめて紙に書き写
すことでちゅ。それを毎日、一枚ずつやっ
て、百日後に百枚になったら奈良の方竜寺
というお寺に収めに行くのでちゅ」
「そうか。百日かかるというのがチョッと
つらいけど、まあ、それだったらできそう
だよ。教えてくれてありがとう、ボピくん」
「実は、もう一つ、やらなきゃいけないこ
とがあるんでちゅ。こちらは結構、難しい
でちゅ」
「えっ!まだあるのか。何だい、それ?」
「はい、できるだけ仲の良い女性に頼んで
あることを百日間してもらうのでちゅ」
「あることって何だい?」
「はい、それは・・・・・でちゅ」
それを聞いた海斗くんは驚いて叫びました。
「えーっ!そんなこと、恥ずかしくて頼め
ないよおー!」
ーつづくー




