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涙の再会
するとガチャッとドアが開いて水色のパ
ジャマを着た海斗くんが出てきました。
「えっ?ボピくんかい。本当にボピくんな
のか?」
「はい。ぼくはボピくんでちゅ」
「わー、ボピくん!会いたかったよお!」
そう言って海斗くんはボピくんをギュッと
抱きしめました。
「ずっとさがしていたんだよ。ボピくん。
元気そうでよかった」
「はい。勝手に家出してちゅみまちぇんで
ちた」
「俺の方こそ、ひどいことを言って悪かっ
たよ」
二人の目からは大粒の涙がこぼれていまし
た。
「だけど、ボピくん。どうして俺の住所が
わかったんだい?」
「話すと長くなりまちゅから、お部屋の中
に入ってもいいでちゅか?」
「うん、いいよ。今日はなんだか悲しいこ
ととうれしいことが同時に起こる変な日だ
なあ」
海斗くんはボピくんを部屋に入れ、居間
のソファーに座らせました。時刻は朝の9
時を回っていました。
ーつづくー




