122/240
急な用事
さて、こちらは大相撲妖精協会の妖精た
ちが宿泊している埼玉県秋日部市のお寺で
す。夢から目覚めたボピくんは一刻も早く
海斗くんの所に行き、王子様から教わった
オマタの治し方を伝えたいと思っていまし
た。ボピくんは海斗くんの東京の住所も王
子様から教えてもらっていたのです。
朝5時に起きたボピくんはキャプテンの
モックンに頼みました。
「モックン。本当に申しわけないのでちゅ
が、今朝の仕事は休ませてくだちゃい。ど
うしても急いでやらなきゃいけない用事が
できてしまって、、、」
それを聞いたモックンはやさしい顔で言
いました。
「ああ、いいよ。仕事は俺とミカちゃんで
何とかするから」
「ちゅみまちぇん。ちゅみまちぇん」
ボピくんは何度も頭を下げると、お寺の
玄関を飛び出し、駅へと走りました。それ
を見ていたミカちゃんは思いました。
(きっと、昔の恋人に関することなんだわ)




