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王子様、再登場1
さて、話しをボピくんに戻しましょう。
季節は十月の下旬です。大相撲妖精協会の
妖精たちはこの前の日曜日に秋日部市の体
育館で一回目の興行をやり大成功でした。
そして、次の日曜日に二回目の興行をする
ために近くのお寺に宿泊しているのです。
料理係の仕事を終えたボピくんは疲れて
ぐっすり眠っていました。その夢の中にあ
の王子様、ウマヤドノオウジがあらわれた
のです。
「やあ、ボピよ。久しぶりだな」
「あなたは以前、夢に出てきた王子様で
ちゅね」
「うむ、そうじゃ。ここで今までのことを
復習してみよう。おまえは海斗という人間
と浜杉市のアパートで同棲していた。だが
ケンカをしてしまい、おまえは家出をする
ことになったのじゃな」
「はい、そうでちゅ」
「なぜケンカになったのか思い出してみな
さい」ーつづくー




