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ニコリ
王子様は大きくうなずき言いました。
「うむ。私は仏道に仕える身。どうしてウ
ソをつくことができよう。必ず海斗にバツ
を与え、そして、そのことをボピに伝えて
やるぞよ」
「ありがとうございます。王子様。これで
私も成仏できます」
ラジオンは何度も王子様にお辞儀をしまし
た。すると、だんだんとラジオンの幽霊は
姿が見えなくなっていきました。
「どうやらラジオンも成仏したようだな。
さて、あいつと約束したからには、ちゃん
と実行しなければいかんな。さて、どんな
バツを与えるかな。そうだ、あれがいい」
王子様はパンと手をたたくとニコリと笑
いました。ーつづくー
後書きがあります。
この時、ラジオンは成仏したように見えま
したが、実は成仏していませんでした。ラ
ジオンの霊は、この後も、この世とあの世
の境界をさまよい続けていたことが、
ぞく。かいととぼぴくん、の四国編に書か
れています。




