森へ行こう その2
遅くなりました...
その後も私たちは森の探索を続けた
「あ、響さん。あそこキノコ生えてるよ」
森の中に小さなスペースができていた。どうやら大きな木が倒れてできているようで、倒れた木からは赤いキノコが沢山生えていた
「どれどれ…あ〜、多分あれ毒キノコだよね」
「やっぱり?」
「傘赤くて派手とかいかにも毒キノコでしょ?」
確認のため近づいて見てみることにした
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テングマッシュ
ランクF 品質48[普通]
小ぶりな赤いキノコ。少量だが毒があるため、
食べられない
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「やっぱり毒キノコだったね」
「一応取っといたら?薬に使うかもだし」
「毒薬って作れるの?」
「このキノコからじゃないけど、作ったことあるよ」
「じゃあ少しだけ取っとこうかな」
そうやってのんびりキノコ狩りをしていると、朽ちの木の洞に隠れるようにして真っ白なキノコが生えているのを見つけた
「ん?違うやつだ…」
真っ白だし、多分毒はないでしょ
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シラユキノコ
ランクC 品質62[普通]
劇毒を持つキノコ。もし口にすれば即座に意識を失い、二度と目を開けることは無いだろう
毒素は熱に弱い
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いややばいやつだこれ
「ん、リズ。なんか見つけた?」
「あーうん。やばいキノコあったよ」
「やばいキノコ?」
「ほら、そこにあるやつ」
「この白いの?そんなにやばそうには見えn…」
固まっちゃった
「…キノコって怖いね」
響さんはしみじみとそう言った。現実はこんな説明してくれるウィンドウなんて出ないからね…
「響さんこれいる?」
「いや、リズが見つけたやつだしいいよ」
「じゃあもらうね」
…このキノコ素手で触って大丈夫なのだろうか。不安なので一応その辺の葉っぱを使って採った
「この辺りはもう何もなさそう?」
「うーん…キノコ以外ないっぽいかな」
このスペースにはさっきのキノコの生えた木が倒れているだけで、他にめぼしいものは無いようだ
「そろそろ移動しようか」
「そうだね……っ!?リズ後ろ!」
「え?」
響さんの声に後ろを振り向くと、いつの間にか現れていた狼が飛びかかって来てーーー
「グァゥ!」
「わわッ!」
何とか手に持っていた杖で何とか防いだ。響さんが咄嗟に叫んでくれなかったら狼の鋭い牙に噛まれていたと思うと冷や汗が出る
「リズ、大丈夫!?」
「何とか平気!腕痛いけど!」
狼の飛びかかりを止めたはいいけれど、その衝撃で腕が痺れている
「グゥゥ…」
不意打ちを防がれた狼は不機嫌そうに距離をとってこちらを威嚇している。どうやら襲ってきたのは狼1匹だけのようだ
「お返しだよっ![ファイア]」
牽制も兼ねて狼に[ファイア]を放つが、素早い身のこなしで避けられてしまった
「グゥ」
なんとなく狼に馬鹿にされた気がする
響さんも弓で狼を射っているのだが、狼の素早い動きに矢を当てられないでいるようだ
「ダメ、当たらない」
「魔法も全然当たらないよ!」
「うーん…どうにか動きを止めるとか…?」
動きを止めろと言われましても、捕まえようにも私の筋力井戸水ですら苦労するレベルなんだけど!
「どうやって…そうだ、杖で狼を弾いたところなら…!」
狼がちょうど噛みつくタイミングで杖で弾けば、狼も多少は動きが止まるだろう
「なるほど、頼める?リズ」
「任せて!」
走ってくる来る狼に向かって杖を構え…
「ここッ!」
狼が噛みつく寸前のタイミングで杖を振り、狼を受け止める
「……ふッ!」
「キャン!」
動きの止まった狼は響さんに射抜かれよろけているが、まだHPは削り切れていないようだ
「[ファイア]!」
「クゥン…」
すかさず狼にファイアを撃つと狼は避けようとはしたようだが、避けきれずに火球に当たり、光の粒子となって消えていった
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ーーーウルフを倒した!ーーー
EXPを6獲得
鋭い牙を手に入れた
モンスター図鑑にウルフを登録しました
[魔術師]のレベルが2に上がった
[ファイア]のレベルが2に上がった
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鋭い牙
ランクE 品質39[普通]
ウルフの鋭い牙。武器やアクセサリーの素材になる
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真っ白いキノコはほんと気をつけてくださいね。
私昔キノコ狩りでドクツルタケ拾ってったことあるので、トラウマです




