TS幼女は神様に都合良く使われた
“TS幼女は~”シリーズです。
今回で一応の区切りとなります。
前回の後書きで少し言いましたが、スパッと切り捨てるのもなんかもったいなかったので、部分撤回の上で混ぜました。
どうぞ、上手く書けているかは分かりませんが、楽しんで頂ければ嬉しいな。
結局、正統派の自前巫女服+千早で会見に臨む事になった、異世界からの帰還者でダンマスで神の広告塔な、アホ毛付き薄ピンク髪巨乳TS幼女だぞ。
(緊急)会見場所は、自前のダンジョンに作った神社エリア。その本殿前にお立ち台を用意して、緊張を解せないまま開始。
発表した会見内容は、前話(作?)で言ったからサクッとカット。
会見に出席したマスコミ達は超動揺。海外のマスコミも一緒に。
異世界へ言った際、当たり前の如く言語・文字理解のスキルを貰ったからな。連中にも翻訳の必要が無く伝わる。
詳細はこの国の政府からではあるが、いきなりとある大国から大量破壊兵器を積んだ飛翔体が撃ち込まれました~と言われりゃあそうなるわ。
んで、そのドヨドヨしている空間に、さらに爆弾がもうひとつ投下された。ヒラヒラ~っと。前回の会見もそうだけど、終わり際が好きだなコイツ。
神のメッセージカードが落ちてくる。
『この場を借りて、人類に神が通達します』
こう書かれては、読み上げるしかない。
ヒラヒ~ラ。
『神の代理人のひとりにして広報官であるこの幼女は、将来的にダンジョンを司る神の1柱として迎える神候補なり』
……え~、本気で遠慮したいんだけど。
でもこの場だし今の立場(広報官)だと、どれだけ羞恥だろうと他に言いたいことが有ろうと読まにゃーならん、この苦行。
俺の気持ちなんて無視して、ヒートアップするマスコミ達。
〈マスター、神候補への昇格おめでとうございます〉
おいタマちゃん言葉を返せないこんなタイミングに、そんな茶々を入れないでくれ。
ヒラリーン。
『本人が地上に未練が無くなった時、または本人がどんな経緯であろうが命を落とした時、その時に神へと取り立てる』
オイコラ、俺は納得してないし、了承もしてないぞ。
〈ちなみにその時が来たら、私はダンジョンコアから抜け出して、マスターの秘書・補佐の役割として一緒に取り立てられるそうですよ?〉
……oh。ずっとタマちゃんにイジられる人生が、もう確定してるのかよ。
ヒーラリン。
『コレは神々の決定で総意ある。今は候補であり、神としての力は何も持たせてはいない』
コレはアレか。変な宗教に祭り上げてくれるなと言う、神からの牽制か。
……ん?ちょっと待て。俺が神(世界の管理者側)になるって、コレ私人じゃなくて公人になるって事か?オイオイオイ、俺は肖像権が無くなるの?俺のあの抗議文を下げなきゃならなくなるの?イヤだよオイ。
〈人前だからって威圧的な言葉を使ってますが、これが普段マスターをママァーー!とか言ってるんですから、世も末ですよね〉
タマちゃんヤメテ!こっちもお堅い場だから顔を引き締めてるのに、そんな事を言われたら真面目な顔が出来なくなる!!
ヒラヒラリーン。
『もしこの幼女を囲い込もうと考えている輩が居るのならば、止めておけと警告する』
〈本音では、幼女ママは神のママなんだぞ!!と声高に訴えたいだけですね〉
マジでヤメテっ!!腹筋が!表情筋と腹筋がぁっ!!
ひらり。
『イエス○リータ、ノータッチ!!』
ばちんっ!!!地面にカードを叩きつけて消す!
「締めがロ○コンどもの合言葉じゃ、締まらねーよボケがぁっ!!」俺のアホ毛もお冠だあ!!
〈エクセレント!幼女の突っ込み、頂きました!〉
はい。そんなくだらないオチを貰いまして、現在実家です。
避難と逃避を兼ねて、茶トラ柄のネコ着ぐるみパジャマでやってきました。……しかし。
もちろん家族は全員あの会見を視ていて、こちらを気を遣いながらも興味津々な目で見つめてくる。逃げる場所を間違えた……。
「お姉ちゃーん、どうして神様になっちゃったんですかー?」
「……なんでやろなぁ。じゃない、俺は兄」
〈真面目にママをやってきたからよ!〉
うっさいタマちゃん!離れていても会話できる魔道具を随分前から用意してたと言っても、そのタイミングでソレは無い!!
「3年……いやもう4年か。それだけ前から、お前が特別な経験をしてきたと言っても、大出世もいい所過ぎるな」
「待て親父、俺が神になる話は断り続けていたんだよ」
地球に帰還して、始めて実家へ親不孝を謝りに来た際に、大体の経緯は語ってあり、それを思ってかなんか感慨深そうに親父は言うが、そんなモンじゃない。あんなタイミングで既成事実として宣言させやがってクソ神が!
「でも確定で、取り消せないんだろ?」
「…………」
そう。イヤなのに確定なんだよ。それを沈黙で返すと、親父はそれを理解する。
「それで、地上に未練を無くすって言うのは、どんな感じになったらなの?」
母は少し心配そうだ。いつもはしない、探る目付きをしている。
じゃあ普段はどんな目かって?母好みの重装備ロリータ系服を隙あらば着させようと、獲物を狩るような目で様子をみてるんだよ。
「今の家族や親友とか、縁の深い人全員が亡くなったらかなぁ……この世界に生きていたいって気力が無くなるときなんて」
自分自身の深いところを探った結果がそんな感じなのだ。
「結婚はしないの?」
母が言葉を重ねる。
「心は男、見た目が幼女。これでいい相手が見つかると思うか?それ以前に正式な結婚は無理だし、子供も作れない」
自嘲するように返す。が、母から思いがけない言葉が飛んできた。
「そんな話しはいいの。神様になってしまう前に、地球で少しでも多くの思い出を作って欲しいのよ」
それに面食らっていると、背後から物音がした。
……家族以外にも、もうひとりいたのは母が喋りだした辺りから感知していたけど、こんな俺に気遣う会みたいな空気で登場する気になるとは思わなかった。
「…………んお?」
その人物を確認していると、アホ毛の動きが簡単に分かる。?が次第に!へとしだいに変わって行くアホ毛が。
もぎ子(仮)さんじゃん!!
更に近くでよく視ると、なんだか見覚えのある顔立ちが。
少し釣り気味でジト目と言ってもいい半眼、横一線の平坦な眉、シュッとした顔に不釣り合いなボテッとした感じの福耳。
身長は目測で……170㎝を越えない位か?
誰だったか気になるから、鑑定スキルをかけてみると……。
「茂木さんがもぎ子(仮)さんって洒落にならねーー!!!」
〈もぎ子(仮)さんが、まさかの知り合いでしたか〉
俺が向こうへ強制的に飛ばされる前の学生をやっていた頃、ゲームが好きで傾向も似ている茂木さんと友達で、よく遊んでいたのだ。
べしん!
叫んだら、怒り顔の茂木さんにチョップを貰った。
「もぎ子ってなによっ!」
「俺の胸をもいでやるってコメントを、事ある毎に送ってくるストーカーへ付けた呼称だよっ!!」
「こんな可愛い見た目で、そんな大迫力のモノを付けてそこらを歩き回っているのを見せつけられたら、恨めしく思うのは普通でしょうがぁ!!」
茂木さんの魂の叫びに、思わずあの部位をチラッと。
するとすぐさまソレを感知して、般若の相を表し始める。
「いま見たわねぇ!角度的に常に見られてるけど、そうじゃなくて意識して視線を少し下げて、哀れみの目を向けたでしょーっ!!」
〈見ましたね。少し視線が下がりました〉
タマちゃんはちょっと黙ろうか!
「そ――――んぎゃっ!?」
そんな目で見てねぇよ!と言い返そうとした瞬間に胸を強く掴まれた!!着ぐるみパジャマ越しでも痛いんだけど!?
「よ・こ・し・な・さ・い・よぉ!!」
「無理言ってんじゃねーー!それより手を放せ!イテーんだよっ!!」
俺と茂木さんはギャイギャイギャンギャン言い合う、なんか懐かしくなるやり取りをしばし。……そうそうこんな感じ。同じゲーム仲間でも好みは違うから、こうやって主張しあってバカ騒ぎを時々してた。
その間、家族はとても良い微笑みをもって、見守っていたそうだ。
そして頃合いを見計らい、母が止め茂木さんがなぜここにいるのかを教えてくれた。
「貴方が死んだ事になった時から、命日に毎年来てくれていたのよ。それで今年も来て熱心に手を合わせていたから、知らないかもしれないって確認したのよ」
〈女の子が好きと言っておいて、なんて薄情な〉
タマちゃんは本当に黙っててっ!ね?
「あの親友君には教えておいて、コッチには教えてくれなかったのはズルいと思う」
「いや、茂木さんの住所を俺は知らなかったからな」
携帯端末は処分されてたから、電話番号も無くして連絡もできない。
それと別人になってるし、町を買い物がてらにぶらついても、茂木さんと全然遇わなかったから生存を伝える事をほぼ諦めてた。
そう言ってやれば、茂木さんが「ぐぬぅ」と唸る。
「それでアンタが生きてたって聞いて、タイミングを見て言おうとしてたのよ。それがストーカー認識だったんじゃないの?」
……うん。と一度頷きたくなるが、その言い訳はウソだ。
「俺が向こうに行ったのは連休中だったはずだぞ?ストーキングはともかく、もぎ子はダンジョンでイベントをするようになってからの認識だから、時期が全然合わない」
ウソを突き付けてやれば、目が泳いだ。オラ吐け、なにを隠してやがる。
先を促してやろうとしたが、ここで咳払いされると言う母の割り込み。
あ、俺の直感スキルが「その辺はウヤムヤで終わる」って言ってる。なら追及は諦めるかぁ……。
「話しを続けるけど、姿は代わっても生きてる事を教えてあげたらその子、それはもうワンワン泣いちゃって。生きていた事が嬉しいって、また顔を見たい、一緒に居たいってね」
「???」
なんか言ってるけど、全く内容が分からない。大泣きして一緒に居たいって、大げさすぎでしょ。普通に友達だろ?
……ん?茂木さん。ちょっと目がフラフラして顔が赤いけど大丈夫か?風邪か?
「お姉ちゃん、お姉ちゃんなのに女心が解ってないよ、あの顔は」
「……はぁ(ため息)」
〈マスター……〉
妹よ、どうして呆れた目で見る。それと俺は男で兄だ!親父はなぜため息をつきやがった!なんでタマちゃんは残念さを込めて俺を呼んだ!
それを見た母も茂木さんもなんで釣られた!!ちょっとヤメテ!本当にっ!おい母!「馬鹿息子がごめんなさい」ってなんだよ!!
「馬鹿息子」と俺を呼び、ちょっと可哀想なヒトを見る目で俺を見ながら話しを続ける母。
……うん、ヤメテ。心にくるから、その顔。
いや待てアホ毛。俺をツンツンするな。何が言いたい?って痛い痛い!止まれこのアホ毛!!
「よく聴きなさい。普通の友達が、毎年命日に来ません。実際、貴方のお葬式にはクラスメイトの人が来てくれましたが、それ以降も来てくれたのは2人だけです」
うん。葬式に来て手を合わせたら終わりじゃねーかな?
そんで2人ってのが、親友と茂木さんだな。
「命日に手を合わせに来るだけじゃなく、熱心に」
うん。それだけ友達思いで居てくれて、ありがとうな。
「生きていたと知ったら、泣いて喜んで、一緒に居たいと異性に対して言いました」
うん。そんなに喜んでくれた友達なんて、あの親友以外には茂木さん位じゃね?
…………んん?異性が?一緒に居たい?
俺を観察している母だが、またため息をついて茂木さんに何か言ってから、場所を入れ換えた。
当の茂木さんの顔は真っ赤でさっきより色が濃い。風邪が心配なんだけど、そっぽを向いてないで医者行くか?
ついでにアホ毛はツンツンするの止めようか?
なんて思っていたが、茂木さんが怖い顔でコッチを見る。
「アンタが生きていたって知ったとき、本当に嬉しかったの!」
うん。ありがとう。
「しかもアンタの憧れで好きだった人は遠くに行っちゃったし、チャンスかもって思ったの!」
……うん。アレは親友から聞かされて、とても悲しかった。それでチャンスってのは?別に遊びたいならいつでも誘え、かなり自由な職種の自営業だし。
「学校でアンタに近づこうとして、アンタの親友から趣味を聞き出して、同じ趣味の人間だって近付いたの。でもその時には既にアレで、近くにいられるだけでも……って友達のままいたけど!」
んん?お前は同好の士じゃなかった?なのに友達??
……いやいや、チョイ待ち。なんでこの場の茂木さん以外全員、物凄い目で俺を見るの?
それとアホ毛!ツンツンじゃなくて今度はグリグリしてんじゃないぞコラ!!メチャクチャ痛いんだけど!?
「それでアンタのお母さんに女の子になっちゃったって聞いても、このドキドキは変わらなかったし、障害は何もないって、その時決まったんだよ!」
友達で、外見が女相手にドキドキ?それに障害?そして決まった?
まて、なんか全然分からん!
そんで茂木さん、さっきよりも顔が怖いから!ちょっと落ち着いて!!
「わたしは、あなたと恋人になりたいです!」
……………………ほへ?
「あなた以外にはバレバレだって、ひどくからかわれてたけどハッキリ言います!」
お、おう。どうぞ。
……あ、なんかアホ毛がおとなしくなった。
「友達以上の身内には口でどうこう言っていても、結局優しくしてくれる、不器用な可愛らしさで好きになりました!性別は関係ありません、一緒に居たいんですっ!」
……さっきの母と今の茂木さんの言葉を合わせると~。
あ~。分かった、うん。みんなが俺をダメな奴認定してきた意味が分かるわ。
実りの無い片思いはしても、自身は恋愛に縁がない生活をしてて、向こうで女性といても俺は幼女でオモチャかヌイグルミ扱いで何も無かった上に、オンナの怖さをそばで見てきたし。
縁がないから、自分が恋愛感情で好かれているってのは絶対に無いと思ってて、全然気付かんかったわ。
〈ほ~……マスターの素はそっちで、黒さは異世界でスレた影響。異世界から帰ってきたら優しくする範囲が広がって、身内にはより甘々に。元々有ったものが、強い母性に変化……へ~~〉
タマちゃん?ヒトのヘンな解析とか、勝手にしないでくれる?
じゃねーや、今はちゃんとした返事しねーと。
「俺は異世界に地球に帰れるって約束付きで幼女の姿になって飛ばされて、帰れる約束を信じて心を凍らせて。その上で向こうの女性に色々されて、オンナの怖さを知った」
茂木さんがなんがビクっと大きく反応したのが少し面白い。
「こっちに戻ってきて、俺は元々あった片思いが破れていた事も知った。それで、変わってしまった自身の姿も合わせて考えたら、俺には色恋沙汰は縁の無いものとして切り捨てた」
あ、今度は震えだした。
「そしてお前とはずっと友達だと思っていたから、いきなり俺を好きだと言われても、正直実感も何もないんだ」
やべっ!なんか涙目になってる!結論さん、早く!!
「でも、その一緒に居たいって気持ちは、本当に嬉しい」
涙は止まった!よしっこのまま行けそうだ!!
「こんな俺でも本当に好きでいてくれるなら……その。茂木さんが他に好きな人ができた~とか、愛想が尽きたとかになるまでに、茂木さんを好きだって思える様にして欲しい。……俺が人並みに恋愛出来るチャンスは、今回が最後って予感があるし」
うん、そうなんだよ。俺の直感系スキル群が、そう騒ぎ立てるんだよ。コレを逃すなって。
茂木さんの様子を伺っていると、震えていた体がさらに大きく震え、燃える炎を背負っているように幻視する。
……なんかマズい?今の直感群はなんかメチャクチャでどう動けば良いか全く分からないんだけど。
そう俺が戸惑っていると、ジト目のはずの茂木さんの目が、思いっきり吊り上がった。
「…………こんな挑発、人生で初めてかもしれない」
???
いや、俺はお付き合いをお願いしますって答えたはずだぞ?
〈言葉選びが酷すぎです、マスター〉
え、なんで??
ちょっと家族?なんでお前ら今日一番の呆れ顔を俺に向けるの?
そしてアホ毛、さっきまでおとなしかったのに、ブスブス後頭部刺すなよ!マジでイテェんですけど!?
「無駄に余裕が有りそうで、無駄に偉そうな挑発をしやがって……デカい胸はやっぱり敵なんだ!!いつか絶対にもいでやるっ!!!」
「イヤイヤイヤ、待って!?もがれるなんて冗談にならないから!!だから掴むな!ホント痛いんだよーーーー!!!」
「将来どうなるかは分からないが、茂木さんをサブのダンマスに据えて、ダンマスルームに茂木さんの部屋も作って新しく始動したダンマス業ですがーーーー」
ひらーん。
『おめでとう、幼女ママ。神に昇格したよ!』
「いや、まだのはずだろ?」
ひらひら~。
『異世界だろうと神の力を受けた体を持っているから肉体的な問題はないし、ママの精神性ならイタズラばっかりするような神にはならないと判断。そんな訳で、実は会見で神候補って言わせたその瞬間に、神にしてしまいました!』
「あ゛あ゛!?オイコラ、何してくれてやがる!」
ひらひらり。
『今はほとんど変わらないよ。現段階で使える権能は、この国のダンジョン管理。神としてこっちに来たら、地球上の全ダンジョンが対象になって、更には誰も担当してない他の何かも兼ねるようになってもらう予定』
「地球にいる間は、ほぼ自由だな?」
ひらーりん。
『こっちに来るのは、ママの気分でいつでも良いよ。ちなみにこっちに来るまでに結婚した相手がいる場合、ママにとってのタマちゃんみたいな存在になって連れてこれるからねー』
「マジで!?」
ひらりらりん。
『大マジ。愛し合っているなら、その間は夫婦で神と同じ体になって不老化していられる。その上で神は特殊な半精神体でね、地上にいる間は見た目同性でも人間の子供が作れるよ。だから孫でも玄孫でも、気が済むまで子供達を見守って、それから来ればいい』
「なんだそれ!マジモンのチートじゃねーか!!」
ひらりりらん。
『ママの家族ともぎ子(仮)さんに、5月の連休中あの神社で本気で祈られちゃってさぁ、どうにかする手段として強行しちゃったんだよ。ごめんね、ママ』
「そんな事をして、神の方にメリットは有るのか?コッチばかり良い思いをするってのは、正直落ち着かないんだが」
ひらっひらり。
『ママのお嫁さんが一緒に来るって事は、ママが2人になるって事で、それはとっても嬉しいな!と浮かれて騒ぎたくなるほどのメリットです』
「…………神は今日も変態だ」
ひらっ!
『だからね、こっちに来たら沢山ママに甘えたいんだ!いいよねっ!』
びりびりぃ!!
「本当に今日も気持ち悪いなぁ!この変態はっ!!!」