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未鑑定品には要注意①

初投稿になります甘辛です。

稚拙な文ですが少しでも面白いと思っていただければ幸いです!


 


(ゲームの中とは言え、夜の雪山っていうのはなかなか幻想的で良い景色だなぁ。)



「ガオオオォォォン!」


 走ってきた白い狼の爪が大きく空振り。


「…ッ!アアアアアァ!!!」


 ミズハが短刀を握りしめて足に一撃、怯んだところを喉に追撃。



(こんなに美しい景色なら露店でカメラでも買って来ればよかったか? いや、どちらにしろ使えないか。)



「グオオオオォォ!!」


 黒い熊が突進からの噛み付き、トラバサミの様な牙が捕らえたのはミズハの背後にある木だ。


「ッツェアアアアアァァ!!」


 対するミズハは熊の突進をしゃがんで避け、バネの様に足に力を込めて跳躍、喉に一刺し。


「オオオオオァァァァァ!!!」


 勝利の雄たけびを上げたのは魔物ではなくミズハの方だった。



 先ほどから遠くの景色を見て現実逃避していたが周囲は屍の山である、これじゃどっちが魔物か分からないわ。



(はぁ…。)


 魔物たちの凄惨な状況から眼を反らしてため息と共に自分のステータス画面を眺める。


 残りのHPはたったの1、しかし最後の一押しが削れない。



 こうなっている原因はこの短刀を不用心に装備した俺なんだが…。



 アイテム名(未鑑定)『……ト…/……リ…ノ…ンコ』



 未鑑定品の武器や防具はこの様に名前が全てカタカナに変換され、所々読めなくなる特徴がある。


 鑑定方法は3つ、街に戻って鑑定屋に駆け込む、商人のスキルである『鑑定眼』を使う、そして最後が自爆覚悟で装備してみる。

 通常最後の手段は取らないのだが、俺は13文字の名前の短刀を見て『霊刀/日輪ノ金狐』だと思い、鑑定せずに装備してしまった。

 長いフィールド探索と発見した時のテンションにおかしくなっていたんだと思う、一週間この武器の為に雪山に籠りっきりだったから。


 それでもちゃんと計算はしていたし、金狐なら問題はなにもなかった。


 そんな脳筋鑑定の結果がこちら。



 アイテム名(呪印/憤怒)『妖刀/月輪ノ銀弧』



 初めて見る武器でした。



投稿スピードはかなり遅いので先に謝ります、ごめんなさい!

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