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手紙の真実
絵を渡した次の日。
蓮くんの容体は一気に悪くなった。
「ねぇ!蓮くん!やだよ!」
昏睡状態に陥り、返事すらなくなってしまった。
そして、ベットのそばにいつも渡してくれていたハートの折り紙があった。
看護師さんが
「蓮くん、それに頑張ってお手紙かいていたんですよ。手がしびれているはずなのに。」
それを聞いた瞬間突然その手紙を見たくなった。
今しかない。いま走らないと、絶対後悔する。
死んでから知るのは遅すぎる!今だ!
そう思い、精一杯走った
瑞樹は、家に着くなり、すぐに折り紙を開いた、
そこには蓮くんの思いが連ねられていた。