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裏世界はゲームで出来ていた  作者: 神山 リョウイ
7/12

ゲーム開始 Ⅱ

蛇人間。

それは広樹よりひとまわり大きくすごい筋肉があり強く見える。


だが相手は一体。広樹は三回笛を吹いた。

すぐさま現れる三体の泥人間。

広樹はと泥人間合わせて四人で一気に立ち向かう。


剣を上から思い切り振り下ろす。だがそんな物は効かず広樹に襲いかかる。

泥人間の一人は蛇人間に肩車される形にのった。自分を犠牲にしてまで蛇の目を潰そうとしていた。


だがそんな簡単にうまくはいかない。

「目ヲ潰ソウとシタっテ無駄ダゾ」

不気味に笑う蛇人間が泥人間を掴み投げようとした。

しかし、上手くはいかず泥人間は溶けて消えたのだ。蛇人間は驚きを隠せず辺りを見回すも一人の泥人間はいない。


「くそっ……。どうなってんだ」

広樹は蛇人間の目の前で青い剣を構えた。蛇人間の首を切ろうとしているのだろう。


その時だった。

「グォン……グァァッ、小僧ヨクモ……」

蛇人間はいきなり目を抑え、苦しみ始めた。青い剣の光が蛇人間の目を潰したのだ。蛇人間は目が潰れても、暴れまくっている。


『カコンッ』


蛇人間の攻撃は盾が全て防御してくれていた。何度も攻撃をしている所為で蛇人間の体力は徐々に無くなり、蛇人間が疲れ切って鈍った隙を突き広樹は首を一気に切り落とした。


「……ありがとう」

広樹は消えていった泥人間たちにお礼を言った。念の為か、蛇人間の首を切り顔の部分を水の中へと放り投げた。


「先へ進もう」

広樹はそう呟き、残った三人の泥人間と共に奥へと進んでいった。奥へ進むにつれて光が少し減っていく。

たくさんの木が上からくるライトを塞ぐのだ。しかし、そんな暗闇でも青い剣は光を放ち行く道を照らしてくれた。


次はどんな怪物が出てくるのか、そんな事を思っていると広樹の目の前に少し大きな箱が現れた。


それは鍵がかかっていた。

広樹は剣を振りかざし鍵を壊そうとしたがとても頑丈でびくともしない。



よく見ると鍵は少し特殊だった。

鍵穴が無く、スイッチみたいなのがある。

「押してもいいのかな」

恐る恐る広樹はそのスイッチを押した。するとそこから一つ声が聞こえてきた。


「よーくここまで来たな、さてはお前人間だな? まぁこの先はこの箱を開けれねえと何処へも行けないけどな。まぁいい。鍵の開け方を説明する。この鍵に出てくる質問に正しく答える。それだけだ。まぁせいぜい頑張れよ」



「質問? 問題ということか?」

そう呟いた瞬間、ボタンの横から紙が出てきた。そこにはこう書かれていた。


「1+1= ? この答えが分かれば「はい」と返事をし、答えを言ってください」


広樹は少し腹を立てた。

こんな問題誰でも解けるじゃないかと、馬鹿にされているような気がした。



「はい。2だろ?」

広樹は自信満々に答えた。


「不正解〜。やり直してきてね〜」

箱の中から不正解と聞こえる。広樹は顔をしかめる。


「なんでだよ!」

イラつき箱を思いきり蹴った。

何度か蹴り、鍵を壊そうと箱と戦っていると後ろから声が聞こえた。



「乱暴はいけませんねえ」



「だれだ?」

見た目は人間のようで黒いマントに黒い帽子をかぶった小柄な男だ。

広樹を見つめてにやにやと笑っている。広樹はまた馬鹿にされたように感じ怒りが増していた。


「こいつは危険です」

泥人間が口を開いた。ビクビクしながら後退りして行く。広樹には全く分からない。普通の人間に見えるのは広樹だけのようだった。





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