表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/19

冒険者の男女比率

 冒険者の男女比率は、当然ながら男性に大きな偏りがある。


 シーラや大魔術師ジェシカのような例が示すように女性冒険者も少なからず存在するが、あくまで存在するというレベルに過ぎない。比率で言えば8対2と言ったところ。この数字は意外に思うだろう。実際、傭兵や騎士においてはほぼゼロという状態から考えれば、冒険者は女性の社会進出が認められている数少ない職種である。

 冒険者とは詰まるところ命のやり取りをする職業であり、傭兵や騎士と異なるのは相対するのが人か魔物かの違いに過ぎない。本来女性には不向きな職業であるが、絶対数が少ないスペルマスターには女性が多い傾向がある。鉄回収業者を目指すならいざ知らず冒険者として大成するつもりならば、スペルマスターは迷宮攻略に欠かす事のできない存在であった。

 結果、男女混成パーティーが数多く誕生した。


 勿論、傭兵団や騎士団でもスペルマスターを募集しているが、どこも台所事情が厳しいため報酬はある程度のレベルで抑えられているのが現状だ。一方、迷宮には多額の財宝が眠っている。両者を天秤にかけたとき、彼女達は騎士のロマンや英雄譚よりも報酬の高さを選んだと言えなくもなかった

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ