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序.夜の帳の中で

「どうして……」


 愛らしい妹分の変わり様についていけず、その女性は「信じられない」という表情で呟いた。一方、彼女はいつも通りの柔らかな笑みを浮かべ、直後、一転して冷ややかな表情になる。


「──そういうのが、許せなかったのよ」

「……え?」


 目を見開いて固まる相手を嘲笑うように鼻で笑い、彼女は断りなく澄蘭の寝台に腰を下ろした。傲岸と顎を上げ、薄紅色の唇を歪める。

 夜の帳の中、彼女は一つ息をつき、ゆっくりと口を開いた。


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