迷える学生編
初めまして柏餅です
初投稿初執筆なので甘く見てください
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とある町はずれにある奇妙な家そこには魔法使いがいた
名はヴィクトリアと言う
その魔法使いは自分で魔法を作り上げその魔法で願い事を叶えてくれると町で噂になっている
「すみませーん誰かいますか?」
「おやおやお客さんかな?」
今日も彼のもとにお客さんが来たようだ
「まずは君の名前を教えてくれるかな」
「キースと言います」
「キースいい名前だね」
とヴィクトリアはほほ笑む
「ところで君の願いは何かな?」
「私は魔法学校の1年生なんですけどこの前学校の魔法テストでとても悪い結果でして...」
キースはため息をつきながらそう言った
「一体どんなテストなんだい?」
「魔法の威力を競うテストなんですけどとても緊張してしまって」
「緊張は悪いことじゃないからそう落ち込まなくてもいいと思うよ」
そう励ました後ヴィクトリアは考えながらこう言った
「じゃあ緊張しても威力を発揮できる魔法を作ってあげよう」
「本当ですか!でも私魔法新しく覚えるのは無理ですよ...バカですし」
キース中の自分の評価はとても低いようだ
「じゃあ早速魔法の調合を始めようか」
「私の話聞いてました?!調合なんてやったことないですし無理ですよ」
「なーに簡単だよバーッとやってクルクルしてホイってしたら完成するさ」
ヴィクトリアは天才だが説明は小学生以下なようだ
「そんなんじゃわかりませんよー」
「まあやってみよう」
調合の準備をしながらそう言った
「もう少し準備もかかるからこれでも読んで作りたい魔法でも考えてなよ」
と言いながら重そうな魔術書をキースに投げた
危ないと思いながらもキースはキャッチした
魔法といっても10種類程度ではなく攻撃魔法から回復魔法更に生活を便利にする魔法まで種類がありその数おおよそ1万ほど(柏餅調べ)ある
(テストが合格出来ればいいや)
キースはそう思いながら魔術書を開いた
まあさっき言ったようにおおよそ1万ある魔法がすぐに決まるわけもなく
「おーいもう準備できたよ」
「待って!もうちょっとだけ」
キースは涎を垂らしながら言った
「こうなると思っていたよ決まっていないのだろう?こんなのが良いとかあれば教えてくれればアドバイスはできるよ」
「えーとまずテストは受かりたいそしてみんなを驚かせたいです!」
目をキラキラさせながらそう言う
「okわかったよじゃあこの魔法とこれとこれも入れちゃおう」
「これも可愛いので入れたいです!!」
2人で話し合い結局30個以上の魔法を調合することになった ばかだねー
「じゃあ手順を教えるね」
「はい!」
まだ目をキラキラさせながら元気よくへんじをした
「これで説明終わり分かったかい?」
「はい~」
キースは眠そうに返事をしたそれもそのはず
真っ青な空がきれいなオレンジ色になるほど説明していたから
「先生もう暗くなりそうになってます~」
「やっと暗くなってきた」
「?」
キースは頭に?を浮かべた
「聞いてなかったのかい夜じゃないと調合はできないよ月の光が重要だからね」
「あ!そうでした」
「じゃあ始めよう」
真剣な顔になりヴィクトリアは言った
それにはキースも息をのんだ
「月の光よ我に力を」
『合体』
バン!と大きな音と共にヴィクトリアは杖をクルクル回し
「キースに力を!」
するとキースを光が包む
「!!」
段々とその光は消えていく...
「キースホイっとやってみて」
キースはホイっとが分からなかったがいつものように手を前に出し念じると
想像していた3倍は凄い魔法が2人の目を襲う
思わず目を閉じた
「キースもう大丈夫だぞ」
その声で目を開ける
キースはニコニコして
「ホントにできた!」
微笑みながらヴィクトリアは言う
「初めての魔法は体力を使う今日は帰って早く休みなさい」
「はい!」
夜も遅いのでキースを送りヴィクトリアは家路に着いた
その夜キースは調合の説明が思っていたよりも合っていて寝つきが悪かったことは別のお話
2週間後
「ヴィクトリアさんこんにちは!」
「キースかテストはどうだったんだい?」
ニコニコしながらキースはメダルを見せてきた
「これをもらったんですよ!学年1位の証ですよすごいでしょ!」
「それはすごい!」
「ヴィクトリアさんのおかげです!ありがとうございました」
「君の筋が良かったからだよ。あんなすごい魔法は初めてだ」
少し談笑しキースは家路に着いた
「すいませーん」
「お客さんかな?」
今日も誰かのために調合をしているヴィクトリアさんであった
多分続きます