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転生者は神専門の探偵?になる  作者: ゆにしゃん
序章 運命の転換点
3/3

神の謝罪と鶴造の決断

転生者は神専門の探偵?になる この後すぐ


編集を行いました、初投稿とは設定や内容の一部変更がされております。ご了承のもと引き続きお楽しみください。

目が覚めて、瞳を開くとそこは辺り一面が完全に真っ白な世界が広がっていた。


『ここ何処だ?……』

『確か俺は、死んだ筈だ。』

『 - - - うん間違いない俺は死んだ筈だ』

『ん?、あれ?この感じ、異世界転生物のあれか?

と言う事はここは神界とか、あのと世この世の狭間的な感じか?』


◾ん!?なんだ?何で俺こんなに冷静なんだ?


鶴造は、()()()()までに自分がパニックを起こしていない事に驚愕していた。


「ああ、解釈はだいたいそれで合っているよ」


『!!』


突然誰かが話しかけてきたそして声した方へ向くと……


そこには凄く神々しい雰囲気を纏っている男女がいた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


振り向くと、絵に描いた様なナイスガイでいかにも王様と言った風貌の男性とスーパーモデル体型でおっとりした感じで何故か異性も同姓も惹き付ける(Hな意味ではない)様な雰囲気のある女性がいた。


『お二方は一体何方なのでしょうか?』


◾2人のオーラに圧されて思わず凄い変な言葉になってしまった、軽くパニクって丁寧語と謙譲語がごちゃ混ぜになっている気がする。でもやっぱりあの2人は何者なんだろう。


「いやいやそんなに畏まらないでくれ君に非礼を詫びなければならないのはわたしたちなのだから。」


『えっ!?、どう言うことですか?』


◾ホントにどう言うことだ?


「聞きたい事はあるだろうが、まず君に今回の事

の謝罪と事の顛末を説明させてくれないだろう

か。」


『えっあっはい』


◾展開が早すぎてワケわかんない


「ありがとう、美玖鶴造君、今回の事は申し訳なかった。」


『えっ何で俺の名前を?』


「それは、私達が神で、君の記憶から名前を調べたからだ。」


『え?』


◾やっぱり、でも神なんてホントにいるのか?だけどあの纏う雰囲気が2人は神なんだとなんとなく解る。だけど、勝手に記憶とか視られるの良い気はしないな。


「美玖君大丈夫かい?」


『いっいえ大丈夫です。』


「そうかそれは良かった、そう言えば私達の自己紹介をしていなかったな。」


『あっそう言えばそうだった。』


「最初は私から、私は神掌締しんしょうてい エンプルスだ。」


「次は私が、私は神掌締妃にして生命神エナジアでございます。」


『えっと、美玖鶴造です。よろしくお願いします。』


「ああ、よろしく。」

「ええ、宜しくお願いたしますわ。」


『あのぉ、ところで何で俺はここに居るのでしょうか。』


「うむ、その事も含めて話しをさせてくれ。」


『はい』


鶴造の返事を聞きエンプルスは少し頷くと話し始めた。


「今回、君を殺したのは、ある世界の死神見習いだった男なのだ。」


『へ~、そうなんですか。』


「鶴造君、驚かないのか?」


『う~ん、なんと言うか今まで無気力に生きて来たせいかどうにも感じなくて。』


「すまない、嫌なこと思い出させてしまったな」


エンプルスは、すまなそうに、うつむいてしまった。


『いっいえそんなことありません。大丈夫です。

それに、自分が今まで色んな事に言い訳して、逃げてただけのただのガキですから。』


◾我ながら、かなり自虐的な事を言ったな。


「そうか、でもそれを言えたことは、自慢にしていい事だぞ、何故なら自分の弱いところを誰かに言うことはなかなか難しいからな。」


『はい。』


◾うぅぅ、こう素直に誉められるとどう返したらいいかわからん。


「さて、話しの続きをしようか、改めて今回君を殺したのは、死神見習いなのだが事の発端は彼が地球で修行する事になったのが始まりだった、実は死神見習いはある程度修行すると〈特別研修〉という名目でどこかの世界で現地訓練をするんだ」


『へ~そうなんですか。でも何で地球で修行するんですか、そもそも死神見習いって何ですか。』


「1つづつ答えよう、先ず地球で修行するのは、あの星の政府の裏組織や研究所、特に多いのが反社会的組織がそこそこ頻繁に世界のバランスが崩れ兼ねない様な事を起こすからターゲットが多いからだね、と言っても数十年位間が在るんだけどね。後死神見習いというのは死神の弟子や後継となる神なんだが、そもそも死神と言うのはその世界で〈死〉を司っているのだが、それとは別に世界が()()()()()()様な事があると直接現世に赴いて原因を全て速やかに取り除くという役目を担っているんだ、それとは別に世界が崩壊する時や人間等の知的生命体が全体的に腐り対処するとなると管轄が変わんだがまあ、その話しは置いておこう。最後に神が死神になるさい内容は世界でそれぞれなのだか必ず専用訓練と現世で研修する必要があるんだ。」


◾俺は開いた口が塞がらない心境だった。


『死神については解ったが、エンプルスがだんだんラフな話し方になってきたな、後隣の奥さんが全然喋らないし、て言うか地球ってそんなにカオスだったの。』


「この話し方気に入らなかったかい?」

「ごめんなさい。エルスさんは一人で色々と説明したがる人だから。」


『いやそんなことは、えっ、すみません声に出てましたか?』


「いやそんなことはないよ私達は上位の神だから心の中の声が聴こえるんだ後ね、鶴造君今の君は肉体が無く魂だけの状態だから心の中でしか喋れない事に気づいているかい。」


『えっ、嘘っ!・・・(確認中)・・・ホントだ。それに、他の感覚がない辛うじて視覚と聴覚みたいのはあるけどそれ以外はダメだ。』


何という事でしょう、今の餓星は人魂の状態なのだ。


「分かったかい。」


『はい。ちょっと話しが戻るんですけど、地球ってそんなにカオスだったんですか。』


「そっそんなに驚かないんだね、普通もうちょっと動揺するもんだけど。」


『いや~、何かそうなんだと思うとスッと納得できちゃって。』


鶴造は普段から無気力に過ごして来たせいか自分に対し少し無頓着なところがあったためそこまで動揺する事はなかったのだが、この返答に苦笑いが隠せないエンプルスであった。


「あっ そうか、そっそう言えば地球についてだったね、そうだね今の地球は戦争とか目立った争いが無いせいか、人の野心や悪意が悪質化してきていて世界のバランスが崩れる様な案件の比率が増えてきているんだ、たとえば裏組織が総人口の半分位が死滅するような危険な毒薬を造ったりこっそりと核爆弾を製造したりしてるんだよね。昔は争いの内容が良くも悪くも殺し合いがメインだったからね」


『あっそうか、今の時代じゃネットやコンピュータウイルス、テロにしたってえげつない内容になってきているし。』


「そう、だからよく研修の場に選ばれるんだよね後それ以外にも色々と監視したりして対処して、政府関係者に悟られる前にヤっちゃってるんだよね、まあ悪意があるから善意が分かるし逆も然りだね、だから悪意が存在するのはいいんだけどそれが偏ってしまうと色々なバランスが崩れて最終的には世界が崩壊して消滅してしまうんだ。」


『ほえ~、そうなんですね。そういえばあの死神見習いってなんであんな事したんですか?て言うかなんでお二人が来たんですか?』


「あっそうだ忘れてた、鶴造君その説明も含めて君に提案をさせてくれ。」

「そういえば、忘れていましたね。」


『あ~、そうですか。』


餓星はつい忘れてたんかいという思いをすんでのところでこらえた。エンプルスは気まずそうに頬を掻きながら話し始めた。そしてエナジアはおでこを指で押さえながら呆れていた。


「え~っと、先ずは死神見習いと何故私達が来たのかの説明だね、彼は異世界の死神の弟子だったんだが以前から人を殺す事に快感を感じている節があったそうだ、それが研修によって多賀が外れたのか、それとも以前から考えていたのか今回の件を起こし、たまたま休暇旅行に来ていた私達が君が殺された段階で発見し、いまに至るという訳だ。」


『えっ、じゃぁあの時近くにいたんですか!』


「ええ、あの時死神さんから―やんちゃ弟子が地球にくるから担当の者と合流するまで見張ってくれ―と連絡をうけて近くに居たのですが丁度コンビニから出るところで、しかもいきなり襲い掛かるなんて思わなくて、鶴造君を助ける事が出来ませんでした、本当にご免なさい。」


『いえ、気にしないでください状況が状況ですし、しかも彼がいきなり人に襲い掛かるなんて誰も思いませんよだからそんなに気にやまないでください。』


「ええ、ありがとうその一言で救われるわ。」


「ああ、私からも礼を言わせてくれ、本当に申し訳ない。普通なら怒ってもおかしくないだろうに。」


『いえ、お二人が真剣に向き合って俺に謝ろうとしてくれるのが分かりましたから。そんなに気にしないでください。そう言えば俺に提案てなんですか。』


「ああ、実は本来ならそのまま輪廻にのって自動的にどこかの世界に転生する筈だったんだが仮にも神に殺されてしまった君はその影響で輪廻にのれなかったんだよ。そこで君に記憶をそのままに異世界で転生しないかという事だったんだがどうだろうか。」


『えっ、いいんですか?』


「ああ、問題ない、だから安心して選んでくれ」


『はい、ありがとうございます。まあ、といっても答えは決まってるんですけどね。』


「ほう、でどっちなんだ。」


『転生でお願いします。』


『そうか、分かった。』


これが探偵餓星の始まりである。

だいぶ長めになってしまいました。


次回も宜しくお願いします。

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