いつかと誓い
昨日は投稿出来ずに申し訳ございませんでした。
リアルの用事がちょっとありまして、書く暇がありませんでした。
授業が終わりチャイムなると同時に如月の所に色々な人達が集まり声をかける。
「如月さんって朱雀君とどういう関係なの?」
「え、そ、それは秘密」
と少し照れながら言った瞬間クラス全員が「「「可愛過ぎる」」」と心を撃ち抜かれる。
そして全員が思う、「絶対如月さん朱雀君のこと好きじゃん」と。
そして、唯一その気持ちに気付いていない鈍感がいた。
勿論その人物とは朱雀 春人である。
当の本人はさっきまでの皆んなの興味深々な眼差しが急に生暖かいなったことに困惑していた。
放課後になると約束通り如月が声をかけてくる。
「一緒に帰ろ!」
と言われ
「勿論」
と返し廊下に出る。
すると、不意に見知らぬ女性と目が合う。
その女性もギャルの様な見た目をしていて、何故だか分からないが、こちらに敵意を剥き出しにしているのは明確だった。
すると如月は急に顔面蒼白になり俯き言った。
「早く帰ろ…」
その声はとてもか細く弱々しかった。
俺は如月を連れて学校の外へ向かう、
すると如月が、自分を繋ぎとめていた糸が切れたみたいに、座り込む。
「ご、ごめんね」
と謝る彼女のを見て、何故だか久しく感じていなかった、怒りの感情がふつふつと湧き上がってくるのを、感じた。
「さっき合った女の子いるでしょ?」
と如月さんがぽつりぽつりと話し始める。
「多分だけど、あの子が私にあの男子達を襲わせた張本人人なの。」
「理由は只の逆恨みであの子が好きな男子が私に告白したって話を聞いたかららしいの。」
「もう、やだよ…」
今にも消えそうな声だった。
「助けてよ、春人…」
そう言いながら如月はわんわん泣きだす。
そんな彼女を俺は静かに抱きしめた。
そして暫くはそのままだった。
そのあと如月が落ち着くと、彼女は、
「ごめんね、みっともない所見しちゃって」
と笑う。
しかし、その作られた笑顔を見て俺は誓う。
「俺が絶対いつかの事守るよ。」
というと如月は、
「ありがとう」
と泣きながら笑っていた。
そのまま如月を家まで送り届け、自分の家まで帰宅する。
そして直ぐに、如月を守るための作戦を立て始める。
心は怒り心頭であったが思考は冷静だった。
女子を男子に襲わせるなんて最低な行為だし、男子達の口振りからも初犯だとは思えない。
きっちりやってきた事のツケは払ってもらう。
こっからは戦争である。と決意を固め徹底的にやる事にした。
実は俺には特技というのは憚られるが得意な事がある。
それは、インターネットのハッキングである。
始めた理由は、勿論アニメを見てカッコよかったからではあるが、これが地味に俺の性分に合っており、緩いセキュリティの会社くらいならハッキング出来る。
いやでも、ハッキングしたからといって何かをすることは無いが、達成感が凄いのである。
そんなこんなで相手の名前さえ知って居ればハッキングなんてお茶の子さいさいなのである。
………あれ?
そういえば謎のギャルの名前全然知らないわ…
そうなってくると正直な話難しさのレベルは段違いなのだが、こんな状態で明日名前聞いてからにするか!
なんて心理状態はもうとっくに越えて難しさがなんぼのもんじゃいっという、テンションまで達してしまっていたのである。
それから妹に呼ばれ飯を食べる間と風呂の間以外はずっとパソコンにかぶり付き10時間位経った深夜3時に、
「成し遂げた…」
という言葉を最後に倒れる様に眠りについたのであった。
結果からいうと、どが付く程のクズであった。
名前は 道鬼 公美図 ヤンキー達とつるんでるらしく、
万引き、火遊び、から暴行などをしているとの事。
え、どうやって分かったかって?
名前をつるんでる奴らと全員特定し(これは企業秘密)鍵が付いたSNSアカウントにつるんでたヤンキーになりすましアカウントを新しくしたからこのアカウントを承認してくれっていったら。承認されて、見たら動画で火遊びの動画とか暴行してる動画などが普通に流れていたのだ。
もっと大変だと思っていただけに少し拍子抜けだ。
唯名前の特定が本当に大変だった。
そしてそれを、学校のメールに匿名で動画を送りつけといたのだ。
これで退学は免れないしこれでもまだ、ちょっかいをかけてくる様ならもっとどでかい爆弾がもう1つのあるのでそれを使うだけだ。
目が醒めると昨日みたく大遅刻ではなく、約束の時間に余裕を持って間に合う時間に出る。
蛇足だが、妹はいつもギリギリまで寝ているのだ、本人曰く限界への挑戦らしい。
そんなこんなで如月の家の前に前回は物凄い待たせたため約束の時間よりも20分前程前に着くのだが。
そこにはもう既に家の前で待っている如月がいたのだ。
「随分早いね!じゃあ学校早めに行こう。」
と笑う如月をみて、この笑顔だけは絶対守ろうと再度誓いを新たにしたにだった。
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