表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
機械少年と奇怪少女  作者: たっくん
2/5

二重人格の少女

「石本先生」

振り替えると理科の荒木先生が後ろにいた。

「これから帰るんですか?」

「そのつもりだよ。」

「私も帰るところなんです。」

荷物をまとめて立ち上がる。

「この学校に慣れましたか?」

「結構慣れてきました。」

荒木先生がこちらをむいてきた。

「そう言えば先生って今まで印象に残った生徒とかいます?」

「荒木先生は?」

「私はですね~」

荒木先生の話す生徒の話を聞きながらある生徒のことを思い出していた。確かあれは五年前だったか。

「先生!」

一人の生徒が慌てて職員室に入ってきた。

「美空さんが暴れてて」

急いで教室に入って最初に見えたのは血がついたカッターナイフをもった少女だった。

「美空さん!どうしたんですか?」

美空は返事をせずニヤリと笑った。その瞬間背筋がゾクッとした。それほど不気味な笑顔だった。そのまま取り押さえたのだが驚いたのはそこからだった。

突然美空が抵抗し始めたのだ。

「先生何してるんですか。離してください。」

表情の普段通りになっていた。しかも自分の持っているカッターナイフをみて悲鳴をあげた。

「これって血!なんでこんなもの私もってるの?」


結局暴れたことは覚えてないらしく一応事故ということで終わったのだがその後あの少女はどうしているのだろう。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ