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銀雷の魔術師  作者: 天城 誠
第七章:文化祭編
127/155

番外話

これは8章来たか!?

と期待させてしまっていたらごめんなさい!

現在8章は完成度10%程度です…。

改訂版もまだまだです…。




とにもかくにも、人気投票諸々の結果発表です!

ご投票下さった方々、本当にありがとうございました!



まずはキャラの人気投票です。


1位:エリシア 33票

2位:フィリア 21票

2位:ローラ  21票

4位:アル   14票

5位:リリー   8票


リック・シルフ:2票


以下1票のキャラ


グルちゃん、父さん、フェミル、シェリア、ジョン、レイラ、ギニアス、学園長




次に、ルートに関しての投票です。



エリシア一筋:15票

一夫多妻制に:36票

先延ばしする: 4票




最後に、フィリアさんに前世を【改訂版で】つけるかについてです。


アリ:15票

ナシ:17票





 こういう感じになりました!

 とりあえず……アルが4位って頑張ってますね。

 あと不遇すぎるリリーも5位!


 次にルートは一夫多妻制に挑戦ですね…。

 8章の序盤はそっちで揉めて、なかなかシリアスにならないですねー。


 そして、フィリアの前世はなしで。

 もしかしたら改訂版の前世編でキャラが増えてもフィリアとは関係ありませぬ。

 

 ご投票下さった方々、色々と参考になりました! モチベーションもあがりました!

 本当にありがとうございました!






……………





アル  「よし、今日はエイプリルフールだな!」

エリシア「アル、言っちゃだめです!」



アル  「いや、実はな……何もネタが浮かばなかったんだよ」

エリシア「それが嘘です?」



アル  「いやいや本当に。というかエリシアに嘘はつかないぞ」

エリシア「私もアルには嘘はつかないです!」



アル  「なんか本編の執筆もかなり苦戦してるみたいだしなぁ…」

エリシア「大変です……」


アル  「で、せっかくのエイプリルフールだからエリシアの絵を描いてみた」

エリシア「……えっ?」




 ごめんなさい、また血迷ってエリシアのラフスケッチを載せます。

 頑張って練習したので、ボルボックスからミジンコくらいにはレベルアップしてるとは思うのですが、イメージを壊されたくない方、エイプリルフールだろうと容赦しない! という方は退避をお願いします!

















挿絵(By みてみん)




アル  「エリシア、どうかな?」

エリシア「………えっと、薄いです?」



アル  「むぐぅ、色々事情があって……でも似てるよな?」

エリシア「アルの絵はないんです?」



アル  「そんな需要ないし、これ以上ふざけたらまずいだろ……」

エリシア「だいじょうぶです! アルならいけます…!」



アル  「いや、それなら人気投票同率2位のローラとフィリアが筋だろ」

エリシア「え、あるんです?」



アル  「ない。何故かエリシアだけは書けた」

エリシア「あぅ……えっと、これからどうします?」




アル  「まぁとりあえず、おまけでもやっとこうか……」

エリシア「はい、お願いします!」



アル 「えーと、作者よりコメントです。

   『何も考えずに書いたからオチとか何もありませんごめんなさい』とのこと」



エリシア「あくまで、おまけです!」




―――――――――――――――――――――――――――――



おまけ





 学園祭の約1週間前の日曜日。

 俺が目を覚ますと、大抵横で寝ているか俺の寝顔を観察してる(本人はバレてないつもり)のエリシアがいなかった。

 時計を見てみると6時14分。俺が寝坊したわけではないようだ。



「なんというか、最近は常に一緒だったからなぁ。いなくなると妙に……」



 部屋の中は静まり返り、当然ながら俺の独り言に返事があるはずもなく。

 これは……なんというか……。



「………寂しいな!」



 寂しくなんかないぞーとか言ったら余計に寂しくなりそうだったので逆転の発想。

 しかし寂しいものは寂しい。


 常に笑顔で「おはようございます」と挨拶してくれ、着替えの洋服から朝ごはん、朝風呂まで自由自在のエリシアがいないと寂しい。

 けれでもエリシアを常に俺に拘束しておくのは申し訳ないし。

 

 でも待てよ、エリシアって俺と一緒にいないとき何してるんだ?

 家だと庭で花の世話をするのもけっこう好きそうだったけど、学校の学生寮で休日の自由時間をどう過ごしているのだろうか。

 というか俺って―――。



「意外とエリシアのことを知らない……?」



 好きな食べ物はリンゴ。趣味は……料理?

 オールマイティになんでもこなす。ただし人付き合い苦手。

 でも好きな色は? 嫌いな食べものは? 苦手なものとかは?

 というか俺の知り合い以外に友達いるのか?

 


「き、気になる…」



 エリシアがくすぐったい場所とかなら把握してるんだけどなー。

 って、それって完全に酷いヤツじゃね……?

 ただの変態じゃないか。欲望に忠実なだけとも言えるが。


 というか、基本的にエリシアが常に俺にくっついてたのと俺が鈍感だったのとエリシアが自分のことより俺のことを話したがるのが原因なのだが。


 しかしそれでも! いやむしろ、俺がエリシアにもっと興味を持ってしかるべきだったのではないだろうか!



「――――よし、作戦開始!」



 かくして、エリシア調査作戦が開始された。

 ――――っと、その前に寝巻きから着替えないとな。



……………




 というわけで、着替えてから衣装ダンスの中に隠れてみた。

 いつもならエリシアはこの時間は朝風呂に入りに部屋に戻るはず。


 そして案の定、鍵の開く音と共に誰かが部屋に入って来た。

 ちなみに、この部屋には色々な結界が重ねがけされているので、ここで気配を殺していれば例え相手がエリシアだろうと見つからない。

 なお、覗き穴を魔法で増設したのでこちらからは丸見えである。



 エリシアは足音一つ立てずに、しかしごく普通の速度で部屋に入って――――。



「……あれ?」


 ここでベッドに俺の姿がないことに気づいたのか、エリシアが怪訝そうな声をあげてベッドに近づいて布団をまくった。

 しかし出てきたのは俺の脱ぎ捨てた寝巻きだけ。

 まぁ布団が膨らんでないんだから、俺が入ってたら怖いんだが。



 エリシアはきょろきょろと部屋を見渡し、寂しそうな顔に呟いた。


「アル……いないです」



 なんか申し訳ない気分になった。

 がっくり肩を落としてベッドに座り込んでるし。



(これは出て行ったほうが―――)



 しかし俺が出て行こうとしたその瞬間、エリシアが再び周囲を窺いだした。

 俺は思わず動きを止め、気配を殺す。

 エリシアは周囲に誰もいない(と思われる)ことを確認すると、呟いた。



「……誰もいない…です?」



 思いっきりいるけども…。

 しかし何やら出て行きにくくなった。

 仕方なく時期を待つことにすると、エリシアがおもむろに俺の寝巻きを拾い上げた。

 そして―――。



「ふにぅ……」



 俺の寝巻きを抱きしめて―――というか顔をうずめている。

 しかもとても幸せそうに。



「アルの匂いです~…」



 なんだこれ!? もう出て行ける雰囲気じゃないよな!?

 これは見つかったら大変なことになる気がする。

 主にエリシアが恥ずかしすぎて悶絶しそう。


 エリシアはしばらくベッドの上でごろごろした後、呟いた。



「こ、こんなところをアルに見られたら嫌われちゃいます……!」



 思いっきり見てるけど。

 別に嫌いになったりしないぞー。今度から寝巻きは放置しないけど。

 まぁ、俺も逆にエリシアの寝巻きが置いてあったら興味がないとは言い切れない。



 エリシアは自分の頬を叩いて気合を入れて立ち上がり、窓を開けると風魔法を掃除機代わりに掃除を始めた。

 部屋中のゴミが一気に窓から出て行って一瞬で終わったけど。



「うん、バッチリです!」



 エリシアは満足そうに頷くと窓を閉め、とっても機嫌よく鼻歌を歌いながらお風呂場へ向かう――――と見せかけて衣装ダンスを開いてしまった。




「え……?」

「……おはよう、エリシア」



 エリシアは笑顔のまま硬直し、俺の顔をまじまじと見つめ、そしてまだ手に持っていた俺の寝巻きを見て、そしてもう一度俺を見た。



「……ア、アル……見て…ましたか?」

「……まぁ、見ちゃったな」



「あぅ……」

「うおっ、エリシア!? しっかりしろ!?」



 エリシアはその場でへたり込み、俺に嫌われたと思って泣きじゃくったりして色々と大変だった。

 とりあえず、もう二度と覗きはしないと俺は心に誓うのだった。







♪~チャラッチャララ~~

―――次回予告!―――


アル  「次回は遂に第八章! 久々に大変そうだな!」

エリシア「アルが怪我しないか心配です……」


アル  「八章の序盤はむしろ違う意味で怪我しそうな感じだけどな。

    というわけで次回、『第1話、ご契約は計画的に!(仮)』」


エリシア「自由ダイヤル、肉もいいよねゴーゴーゴーです!」

アル  「いや、意味が分からないからな!?」

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