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4/7

マリオ映画2(ギャラクシー)の濃厚シナリオ

最初に点数評価したら100点満点で1万点。


正直なとこマリオシリーズあんまりプレイしてないので元ネタ分からないところ多かった。


一番いいところはシナリオ。何よりもシナリオが素晴らしかった。


前提として観客の読解力への挑戦状なので、台詞なしで圧縮された「顔で言う」を即座に読み解く必要がある。


だからシナリオが浅いとか評論されるんだよね。そこまで含めて作品だろ、っていう姿勢がやばい。


共同幻想論が序文で「これは凄い!全然わからない!」扱いされたことを嘆いた社会現象を再現してくれてるのが最高にエモい。


別に読解力が低いことを冷笑したいわけじゃないし正しい解釈を主張したいわけでもないんだけど


俺はこう解釈したから最高に面白いと思ったんだよ!を思い出せる範囲で列挙してく。もっと面白く鑑賞できる解釈あったら知りたい。

マジで教えて欲しい。俺も見落としている魔法の鍵がたくさん眠っているはずなんだ!


なんで黙ってるんだ公式この野郎!



まずは、このメッセージ性かな。

『40年前から製作陣の脳内ではこれ。表現技術がやっと追いついてきた』

ドット絵に圧縮されたゲーム画面と対比させてるんだもん。


そんで次

なんでマリオのステージはクリアできる設計のアトラクション風味なん?

なんでマリオを強化する御都合アイテムが出てくるん?

なんでいつも姫を誘拐するん?

なんでクッパに協力する勢力はこんなに大勢いるん?

なんで大勢の部下がいるのにクッパやクッパJr本人が出張ってくるの?

なんでクッパ勢力の方は圧倒的に科学技術力が高いの?

なんでゲームによってはマリオとクッパ仲良しで遊んでいるの?

なんで勝ち切れそうなところでクッパ勢力はどうしても勝ち切れないの?


ゲーム設定に対する、これらの疑問に対して全て回答しているんだよね映像で。


クッパ勢力は人間だから。

マリオ勢力は神だから。


夢を抱いて世界の理を技術再現して、アトラクションにして遊んでる。その指導者がクッパ。

最高すぎる。もう途中からクッパ勢力側への感情移入が抑えられない。

ハテナブロック、クッパ勢力が製造してたやん。それだけでも面白い。


ピーチ無双のシーンとかクッパ勢の視点から観測すると酷すぎて笑えるもん。

楽しく遊んでいる場所に単身で乗り込んでくる神。緊迫のシーン。大丈夫、備えは万全だ!

腕自慢の用心棒も揃えた。駄目だった。

緊急セキュリティも用意しといた。効かなかった。

最後には武力で脅迫された。乙。

やはり人間が逆らってはいけない存在なんや......


ジェットコースターでマグマ潜ってノコノコがカロンになるシーンとか狂気すぎるんだよね。

二度と戻れない存在変容の儀式、そのノリでやるなよ!!!

もう怖すぎて笑うしかない。金髪に染めるくらいの勢いで根源的な生まれ変わりイベントやってんだもん。


基本的にマリオが働くのはクッパ勢が、一線を超えて世界の理を踏みにじる行為を行った時、なんよね。

だからゲームのルール内で遊ぶ分には仲良しでいられるんだわ。

メタファー的にはイカロスの翼よ。

超えてはいけない一線がどこにあるのか、挑戦してみなけりゃ分かんないじゃん?

ってのが人間の探求心だよ。

だから星の力というゲーム内の魔法力を、どこまでなら技術として扱って良いかを極めてるのがクッパ勢。

となると科学者マインドとして、星の力そのもの手に入れたくなる、やんちゃなバカは出てくるんだよね。

だからクッパはピーチと結婚して人と星を結び付けたいんだわ。

たまに決行すると、もちろん摂理に反するんだけどな。


やっぱりマリオ達とは仲良くしなきゃいけない、とクッパが悟るまでの流れも美しい。

でもJrと再会して、幼少期のJrは自分が語った夢を本気で信じて行動してきたことに感動するのも美しい。

あまりにも本気で取り組んで、とんでもない成果に到っている様子に愕然として、困惑する表情は涙が出てくるほど笑う。

マリオ達に向けて「そんなやべぇ武器向けたら不味くない!?」と狼狽してる顔も爆笑もの。

親子愛(人情)と融和(義理)に揺れて迷っていた中で、大観衆の声を受けて「待たせたな!」は大感動。

こいつらの夢と情熱を一身に背負って、責任に殉ずるのが人生だ、という王の器を見せてくれたよね。


Jrのステージが、遂にマリオとピーチを完全に追い詰めたと思った瞬間は感無量だよ?

「自分には果たせなかった、神殺し。それを息子が成し遂げたのだ...なんと素晴らしい」

という深い感慨に包まれたもの。


それをクリア音で吹き飛ばされたね。笑わずにいられるか!!!


そんで最後には姫二人の星の力で全ての努力と技術の結晶が無に帰すやん?

こんなん東日本大震災とか富士山噴火のメタファーじゃね?

負けるなクッパ勢!!!決して諦めるんじゃない!って応援したよ。



シナリオ的にはそんな感じ。台詞になってる台本も笑いどころ沢山ありすぎるんよ。


とりあえず1つだけ。

創作に挑戦した身としてはキノピオの「あと書きかけの小説がぁ!」に触れないわけにいかない。

それ、己の存在すべて賭けてる相棒だぞ!絶対に取り戻さないと!

創作経験者なら分かるはず。しばらく「小説どうなった!?」が頭から離れない。気になりすぎる。

そんでしばらく引っ張ってからの「お前の小説つまんねー」


キノピオ!!!!!!!!


もうこの台本、完璧に理解して、やっていやがる!

巻き添えで傷つく人間も、観客の大半にはサッパリ通じない事も、何もかも!

台本を書くお前が、最も言われたくない台詞だろうが!!!

爆笑させて貰いましたありがとうございます!!



とりあえず1時間くらい書いたから、今日はこんなもんでいいか。


書き足りない、まだまだ全然表現しきれない。

とにかく、深堀すればもっともっと面白くなる!

そういう作品が新規に発表されたのは幸せなことだよね。

極限まで圧縮された多層構造の物語って、すごい。


自分的には、ぜひ古事記を同じように、深堀して読んでみて欲しいのよね。

その楽しさを『天照ちゃんの高天原チャンネル』で初執筆なりに表現してみたし

作品自体も高密度な圧縮に挑戦してみたので

マリオ映画の10%くらいは楽しめる、はず。だったらいいな。それでは。

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― 新着の感想 ―
名前違いますが、Twitterで呼ばれたSyluahWBです なんかリンク先アクセスできなかった(権限エラーとか言われたからたぶん作者編集ページとかに飛んでる?)のですが読んだので色々。 マリオとク…
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