第4話 カーブイ
カーブイ。これもまた大きいギルドで有名なギルドだ。
ここに入れば安泰とも言えるし、その知名度故に、そのギルドに入っていることが自分のステータスにもなる。つまり自慢できるということだ。
ここから採用の連絡が来たら、それまたどうしようかと考える。来てもいないのにだ。
しかし、ここは自分が本当にやりたいことが揃っているわけではない。今までの経験を活かして、ひたすらに狩りに打ち込むだけだ。適度な休憩もあるかはわからない。
装備品の支給など、優れた点も多い。これはナッシュも同じ。大きいギルドはだいたいそうなのだが、今回、ハドルドの待遇も悪いわけではない。それに、報酬が多い分、自前で装備品を買える余裕すらある。
私はイリージョを抜けた経験がある。あそこも今思えばかなり大きいギルドだった。あの頃はそれがわからず、なぜか自分のスキルのなさに焦りが積もり、遠征の多さに嫌気が指していた。
仲の良かった仲間も部隊が解散になったことでバラバラになり、精神的にも参っていたか。単純に若さ所以の所業か。
カーブイは有名な人も多く所属している。レオラウム、マゴット、あとは誰がいたかな。彼らについて行くことができれば、それだけで名誉だ。
本当にステータスや名誉が必要なのか。
カーブイのことはあまり考えても仕方ない。まだ採用の通知は来ていないのだから。




