第1話
どのギルドに入ろうか。迷う。どちらも良いところがある。どちらも悪いところがある。評判も気にするし、入った後の見栄もある。
私は冒険者としてここまでやってきた。みんなと少し違うのは、ひとつのことを極めずに、いろんなことにチャレンジしてしまったことだ。私は特に、ざっくりとだが、攻撃魔法と防御魔法に、特に攻撃魔法側に赴きを置いてスキルを取得してきた。
私より攻撃魔法が上手い人は多くいる。最近流行りの連携魔法はちゃんと実践で活用できていない。そういう悩みがある。
防御魔法も、急な発動は難しい。攻撃魔法に近い状況で使う。何なら攻撃魔法との連携は上手いかもしれない。連携にもいろいろあるが、すべてが専門性高くできるわけでもない。
こういうスキルの習得に関する悩みはいくら考えても、すでに過ぎ去ってしまったことだから、今更後悔しても仕方ないのはわかるけれど、いつも考えてしまう。かといって、専門性のある突き詰め方をしたかったかと言われると、そうでもなかったりする。ポジティブなのかネガティブなのかわからない。
いまは目の前に、大きなある問題が。どのギルドに入ろうかというものだ。
ギルド適正診断の結果。
採用。
これは嬉しいことだ。しかし、これが悩みの種になる。
昔から入りたかったギルド、ナッシュ。
新進気鋭のギルド、ハドルド。
その2つから届いた通知。
そしてまだ通知の届いていない、カーブイ。
滑り止めで診断していた、グードルド。
一度これらのギルドも整理してみよう。




