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【完結】My² Gene〜万能遺伝子と宵闇の光〜  作者: droegg
8章 URAZMARY[牢星]
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URAZMARYと宵闇の光


 ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡


【登場人物】

 [サンダー・パーマー=ウラズマリー]

 金髪の活発な青年。電撃系の能力を持つ。

 サンダー・P・ウラズマリーから「プラズマ」というあだ名で呼ばれる。

 遺伝子能力養成学校高等部を卒業し、輸送船に忍び込んで宇宙へと旅立った。


 [バリス・スピア]

 元軍医で、毒の能力を持つ医者。

 薄紫で、天を衝くようなツンツン頭。目つきが死ぬほど悪い。

 どんな病でも直す幻の植物を探すため、医星を出てプラズマと旅をすることになる。


 [水王(スオウ) 涙流華(ルルカ)

 元名家・水王(スオウ)家の侍で、水の遺伝子能力者。

 プラズマ達に妹を救われた一件で、自分に足りないものを探すため、水王家当主から世界を回ることを命じられる。


 [ラルト・ローズ]

 白色の長髪で、いつもタバコをふかしている政府軍中佐。

 口が悪く、目つきももれなく悪い炎の遺伝子能力者。

 政府軍内の裏切りにより、軍を退官してプラズマ達と旅に出ることを決心する。


 [レモン・ポンポン]

 褐色高身長、彫の深い濃い顔にアフロがトレンドマークの伝説のエンターテイナー。

 娯星テロ事件の後、プラズマと涙流華に強制的に同行させられる。ガタイの割にビビり。


≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡

【お知らせ】

 第一部、お付き合いいただきありがとう

ございました。

 これで最終話です


≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡



 彼は暗闇の中を逃げていた。


 迫り来る【なにか】に追われていたのだ。


 彼が後ろを振り向くそこにはやはりその【なにか】がいた。


 それは闇でもあり、1()()()()()でもあり、()()()()()()()でもあり、そして………


 ()()でもあった。




 逃げながらも感じる自己嫌悪、嫉妬、絶望………そして憎悪。


 その闇が近づくにつれ、負の感情が湧き上がってくる。


 彼は辺りの空気を(まと)うと、闇に向かって電撃を放った。


 すると闇から黒く輝く太陽が飛び()でた。


 その太陽は段々と小さくなると、一縷(いちる)の“槍”となって電撃を突き破って彼に突き刺さる。


 痛みはない。傷つけようとする意思は感じられなかった。

 だが、彼の心の奥底に埋め込まれたように、今までに感じたことないほどの闇が沸き上がる。


 全ての負の感情を(はら)んだその闇は………言わば“根惡(こんあく)”。


 そう直感した。




 そして次第に闇に追いつかれ、呑み込まれそうになったとき、彼は覚悟を決めて立ち止まるとその闇に立ち向かう。


 

 彼の身体から十個の光の珠が飛び出すと、闇にぶつかりその核を露呈させた。

 


 そして彼は、(やまい)ように蝕む闇の根惡(こんあく)をひき()くために(すす)んでいった。



 十個の光の珠のうち、強く光を放つ三つの珠が彼を守るように根惡に立ち向かう。



 しかし………

 闇の根惡は強い光に一部を貫かれながらも、最終的にはその光ともども彼を呑み込んだ。




 闇に包まれたその瞬間、聞き慣れた幼馴染の声が心に心地よく響く。




「光は必ず差し込むから」




 銀河の運命を変えることとなる月明かり。


 彼女が選んだ()こそが根惡を払う月明かりだった。



 月明かりが光の珠を照らすと、息を吹き返したかのように光の珠は再度輝き始める。


 


……………



………






 プラズマは仲間と共に彼を狙う殷生師団を退けた。


 そしてこれからも旅を続けていく。



 願いを叶える伝説の万能遺伝子。


 My Gene(マイジーン)……



 そして大切な存在を追って。







 空は宵闇。陽が落ち徐々に薄暗くなっていく。

 

 すると(まが)い物の月が姿を表し、プラズマ達を黒く照らし始めた。


 彼らを上から眺めるように。




「URAZMARY……」








【第一部 万能遺伝子と宵闇の光 完結】








【作者より】

 ここまで読んでいただいた方々、本当にありがとうございます。

 

 第一部はプラズマが旅に出て仲間に会うところに焦点を当てさせてもらいました。


 某外国の超有名魔法学校小説のように大きな区切りで物語を分けさせてもらいます。


 第一部としての物語は一旦ここで区切りです。


 またぼちぼちと二部を上げていこうと思いますので、読んでいただけたら幸いです。


 一部を読んでいなくても問題なく物語に入れるようにしていきます。


 もし面白いと思っていただけた方は、第二部でもお会いできることを心待ちにしています。


 重ねてお礼申し上げます。

 ありがとうございました。



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