電撃の十闘士
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【登場人物】
▼何でも屋
[サンダー・パーマー=ウラズマリー]
金髪の活発な青年。電撃系の能力を持つ。
サンダー・P・ウラズマリーから「プラズマ」というあだ名で呼ばれる。
遺伝子能力養成学校高等部を卒業し、輸送船に忍び込んで宇宙へと旅立った。
[バリス・スピア]
元軍医で、毒の能力を持つ医者。
薄紫で、天を衝くようなツンツン頭。目つきが死ぬほど悪い。
どんな病でも直す幻の植物を探すため、医星を出てプラズマと旅をすることになる。
[水王 涙流華]
元名家・水王家の侍で、水の遺伝子能力者。
プラズマ達に妹を救われた一件で、自分に足りないものを探すため、水王家当主から世界を回ることを命じられる。
[ラルト・ローズ]
白色の長髪で、いつもタバコをふかしている政府軍中佐。
口が悪く、目つきももれなく悪い炎の遺伝子能力者。
政府軍内の裏切りにより、軍を退官してプラズマ達と旅に出ることを決心する。
▼その他
[セリナ]
プラズマの幼馴染の女の子。
勤勉で真面目な性格。氷の能力を操る。
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【お知らせ】
今回の表紙→今のメルツィア・ジア。
プロローグ第9話の表紙→中等部卒業時のメルツィア・ジア
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~宇宙亀居住スペース~
「この女優と俳優共演NGらしいぜ」
少し前までは政府軍の中佐だった男が、ソファーで胡坐をかき、周りに座る仲間たちに芸能雑誌を開いて見せていた。
◯大物女優ビビアンの共演NG!?
◯怪盗ルパンが狙う万能遺伝子
◯伝説のエンターテイナーのアフロ秘話
ラルトは1番上の『共演NG』の項目を雑に指差した。
「『詳しくは言えませんが、私達二人の間には確かな確執があります』って言ってんのに……『どうか相手のことは応援してください』って変だよな」
ラルトのその言葉にバリスが言い返した。
「お前らみたいなもんだろ。本当は好きなんじゃねぇか?」
「お前らって誰のことだ」
ラルトと涙流華が声を合わせて問い詰める。
「にしても、この俳優と女優。最近よく見るな」
ラルトが話題にした俳優と女優は、今最もドラマや映画に出ている、メディア露出が多い著名人だった。
「私はこっちの変な奴の方が気になるが」
ラルトの横に座る涙流華が指さしたのは、隣のページにデカデカと乗せられた広告写真だった。
アフロに褐色の肌。高身長で彫りの深い顔、ケツ顎と長いまつ毛が特徴的だった。
「レモン・ポンポンだろ。ヒーローもので一躍有名になったエンターテイナーだ」
「バリス、お前意外とテレビ見てるんだな」
意外な人物が色物著名人を知っていたことにプラズマは驚いていた。
「こんなのテレビ見てなくても知ってるレベルのエンターテイナーだと思うが」
バリスの言う通りだった。
レモン・ポンポンという男は、その特徴的な容姿、レベルの高い歌唱力やダンス、基本的に三枚目キャラでありながら、ここぞという場面では二枚目となる。
ヒーローものでデビューしてから子供人気はもちろん、親世代からの人気も高い。
さらに共演者、メディアへの対応が良く、誰からも好かれているエンターテイナーだった。
「“えんたあていなあ”?」
ルルカが頭上にクエスチョンマークを浮かべると、ラルトが言葉の意味を丁寧に説明した。
「歌うたったり踊ったり、お前の星で言えば大道芸人や歌舞伎役者みたいな感じだ。」
「昔俺ん家で一緒にテレビ見たろ。脳筋ザムライ」
「脳き……!? 貴様、侍を侮辱するとは死にたいようだな…!」
「そろそろ星の重力圏に入るぞ。安全ベルトつけろよ」
バリスが忠告したときには、ラルトと涙流華はすでに両手と両手で掴み合って、取っ組み合いの形になっていた。
「すぐ殺す殺すって物騒なんだよ! この暴力女!!」
「やまかしい!! 着陸までがお前の余命だ! 今の内に懺悔しとけ私に!!」
ラルトと涙流華のいつもの喧嘩をプラズマは“いけいけ!”と煽る中、バリスは怒りでわなわなと震えている。
「痴話喧嘩はいいから……」
「早く座れっ!!!!」
▽▽▽
▽▽
▽
~娯星・宇宙港~
「なんだこれ!!?」
プラズマ達が宇宙港の搭乗口からターミナル広場に足を踏み入れたときだった。
高台に位置する搭乗口から見える色とりどりの看板や電子掲示板。
広大な広場には多くの飲食店や土産屋が点在しており、活気にあふれていた。
そして……
「あのアフロ! なんとかポンポン!!」
「あっちにはさっきの俳優と女優もいるな」
ドーム状に囲まれた広場の天井から巨大なポスターが吊られていた。
「何かやっぱ華やかだな!」
プラズマは目を輝かせている。
「星によってこんなにも違うもんなんだな」
ラルトは意味深に涙流華を一瞥した。
「おいラルト。なんだその『涙流華のとことは大違いだ』という目は」
「お、すまん。声に出てたか」
涙流華の膝蹴りがラルトの腹にめり込む中、プラズマは立ち並ぶ土産屋を見てはしゃぎまわっていた。
「おい! こっち来てみろよ! これすげ…」
そして顔だけを振り向かせ、バリス達に叫んだときだった。
ドンッ
プラズマは何かにぶつかり、その場で尻餅をついた。
「うわっ、いって……」
顔を上げると、聳え立つ“物”……
もとい、大男がプラズマを見下ろしていた。
逆光で大男の顔が見えないのも余計に恐怖心を煽る。
「あわわ……」
「大丈夫か」
「へ?」
大男がプラズマの手を取ると、ひょいっと立ち上がらせた。
プラズマが立ち上がると、その大男と同じような、軍服に身を包んだ強面の男達が立ち並んでいた。
「サンダー・パーマー=ウラズマリーとバリス・スピアだな」
「な、何か用でしょうか……? ボクこんな怖いおじさんに知り合いいません」
プラズマは後退りしながら拒否するように両手を振っている。
すると、奥の方から順々に男達が道を開けているのが目に入る。
そしてその道から現れたのは……
「久しぶりね、バカ電気」
「お前……メルツィア!!」
プラズマの師匠であるアリス・ジアの妹、メルツィア・ジアだった。
森星で出会ったMastersの一人、ガウディオ・ジアの妹でもある。
彼女はプラズマが高等部を卒業時に中等部を卒業していたため、現在は高等部に通っているはずだった。
「なんでこんな顔面凶器みたいなオッサンたちと!? 攫われてるのか!?」
「な訳ないでしょうが」
「ていうかどうしたんだよその髪と服! もっとボサボサで半袖シャツとか着てただろ!」
メルツィアの横に歩み出た男が口を開いた。
「私が説明しよう」
「おっさんは?」
「私は政府直轄治安維持機関、十闘士の大隊長、チェンドラ・イアだ」
「あぁ、あの森星のザルダムさんがいたすごい強い10人の奴らか。」
「メルツィア・ジアは力を認められ、十闘士となった」
「えぇ!? メルツィアが激強の仲間入りしたってのか!?」
プラズマは目が飛び出るほど驚いている。
「軍付属の高等部入学試験で試験官であった私の目に留まり、その場で大元帥から【雷核】の二つ名を授かった」
「そして私の推薦で、現任の十闘士3人との戦闘を経て、空席であった十闘士の一人として迎え入れた」
「メルツィアが十闘士……? おこちゃまなのに……?」
「誰がおこちゃまよ!」
メルツィアはおこちゃまらしく、右手を上に突き出してプンプンと怒っている。
「十闘士に歳など関係ない。力のみが評価対象。流石は元名家のジア家だ」
イアがそう言うと、メルツィアは腕を組んで“ふん”とドヤ顔をプラズマに向けた。
「それはそうと、サンダー・パーマー。お前“ウィンド”という男を知っているな」
「ウィンド…あぁ!! 誰だっけ?」
きょとんとするプラズマを目の当たりにしたイアは、ジト目でメルツィアを睨んだ。
「いや、違います! 襲われてるから!」
メルツィアは焦った様子でプラズマの胸ぐらを掴み上げる。
そういうところは以前と変わっていない。
「ちょっとプラズマ!あんた高等部卒業前に男3人組に襲われたでしょ!? そのリーダー格の男よ!!」
「あぁ、そうだった」
央星でセリナとも同じようなやり取りをしているのだが、全く脳に刻まれていなかった。
「てかお前あの時いなかったのに知ってたんだな」
「お姉ちゃんやセリナちゃんから聞いてたからね」
プラズマは“なるほど”と合点がいった様子だ。
「そしてバリス・スピア、お前はアナイア・パイカという男を知っているか?」
その名を聞いたバリスは答えるでもなく、ただ目を細めた。
そしてその言葉に反応したのは、ラルトだった。
「アナイア・パイカって言やぁ、森星のバリスタ星王からもらった情報の奴だ。あのアルコ・トーレと繋がってる」
アルコ・トーレとは医星での医薬品強盗事件などで指名手配されている男だ。
「パイカは【蠱毒】と呼ばれている者で、医星付近を拠点としているらしい」
知らない名前が多くでてきたため面白くなく感じた涙流華が割って入る。
「そやつらが一体何だと言うのだ」
「そいつらは、違法の遺伝子能力、禁じられた力『殷獣化』を使っている」
「あぁ、そう言えばマスタームーンライト(笑)がそんなこと言ってたな。殷生師団だっけ?」
プラズマは明らかにMaster MOONLIGHTというMaster名を持つロイ・カレセフューレを小馬鹿にしていた。
「てか、殷獣化ってなんで違法なんだ?」
プラズマの素朴な疑問にイアが答える。
「肉体に大きなダメージを負うという致命的な副作用がある。それが違法たる所以だ」
「あ、そう言えばその“ウィンド”ってやつ、My Geneを見つけるって言ってた」
「My Geneってあの万能遺伝子のか?」
「あぁ。それで俺を狙ったとかなんとか」
「報告通りだな。なぜサンダー・パーマーを狙うのか」
イアは首を傾けて考え込んでいる。
「にしても御伽噺を信じて違法の力を使ってるってだけでもヤバい奴らだな……」
ラルトは苦笑した。
自身もMy Geneの存在を信じているためか、プラズマはラルトに反論した。
「御伽噺じゃないってセリナも言ってただろ!」
イアは“まぁまぁ”とプラズマを制しながら話を続けた。
「風の能力者、ウィンド」
「毒の能力者、アナイア・パイカ」
「破壊の能力者、ヴァンガルド・キル」
「そして研究者のアクスグフス・グシェ」
「こいつら殷生師団はそれぞれが競い合うようにMy Geneを探し求めて無茶苦茶してやがる」
イアの後にメルツィアが続く。
「それで大元帥から殷生師団を追うように命令された」
しかし、メルツィアの言い回しをイアが指摘した。
「命令じゃなくて依頼だろ! 政府軍と十闘士は命令系統が違うんだから」
十闘士は政府直轄治安維持機関であるが、その命令系統は政府軍とは異なっていた。
十闘士は政府統領が直接命令するのに対し、政府軍は大元帥がその権限によって命令する。
つまり他機関であるため、政府軍が十闘士を使おうと思えば依頼をする必要がある。
イアは軽く咳払いをすると続きを話し始めた。
「で、2日前にこの星にアナイア・パイカがいるとの情報が入った。ヴァンガルド・キルはこの前央星で一悶着起こしてるから、しばらくは大人しくしてるだろう」
「他の師団員が動かないうちにここでアナイア・パイカを討っておきたい」
その話を聞いたバリスはいつもの通り頭を抱えた。
「また面倒事に……」
しかしこれまたいつもの通りプラズマが一直線に面倒事へと突き進んでいく。
「ちょうどいいじゃねぇか! レモン・ポンポンいるしな!」
メルツィアは聞かない名を繰り返した。
「レモン?」
殷生師団の周辺者か何かと勘違いしたのだろう。
「なんだメルツィア、知らないのか? 超有名だぞ?」
“超有名”と聞いたメルツィアは見栄を張るように返答した。
「ど、どうせ芸能人とかでしょ? 私あんまりそういうの興味ないのよね」
心底嬉しそうな顔を浮かべるプラズマは横に立つ涙流華の肩にポンと手を置いた。
「ルルカ君、この愚かな小娘に説明して差し上げなさい」
涙流華も目を閉じてご満悦な表情を浮かべている。
「全く小娘に物事を教えるとは、私も丸くなったものよ……」
涙流華は目を見開くと、早口で説明を始めた。
「レモン・ポンポンとはは褐色の肌に、彫りの深い甘いますく(?)、高身長、そして特徴的なあふろ(?)で有名な“えんたあていなあ”のことだ!!」
彼女は言い切ると、“ふん!”と鼻息荒く満足そうな面持ちで仁王立ちした。
するとバリスがプラズマと涙流華の頭を軽く下に押さえつけた。
「こいつらもついさっき知ったばっかりのクチだ」
~星立中央放送局・収録スタジオ~
娯星でも一番有名な星立中央放送局の収録スタジオ。
ステージ上には、椅子が3つ並べられ、その内2つは横並びに、残りの1つはその対面に置かれていた。
そしてアフロに褐色のガタイのいい男、黒髪の少女が横並びの椅子に座り、その対面に茶髪ロングに白いブラウス、黒いパンツスーツを着こなした女性インタビュアーが座っていた。
「なぜポンポンさんは、ランちゃんを子役として指名したのですか?」
インタビュアーは褐色アフロの巨漢、レモン・ポンポンに尋ねる。
「演技、歌、踊り。どれをとっても10歳とは思えない程の努力家です」
ポンポンは、隣に座る少女に優しい目を向けた。
「それに……境遇が私と似ていたので放っておけなかったんですよね」
すると次にインタビュアーは少女に質問を投げかけた。
「チサちゃんにとってポンポンさんはどんな人?」
「レモンさんはお兄ちゃんみたいな感じです。優しくて、強くて……みんなのヒーロー!」
レモンとは隣に座るアフロの男に羨望と尊敬の眼差しを向ける。
そうして滞りなくインタビューを終えると女性インタビュアーは立ち上がって、二人に深々とお辞儀をした。
「ありがとうございました!」
すると女性インタビュアーは舞台前のカメラへと向き直る。
「本日は皆さまお待ちかねのエンターテイナーオールスター祭です!」
「その前座企画として、伝説のエンターテイナー“レモン・ポンポン”さん、そして今話題の天才少女“チサ・ゼンセン”さんの対談をお送りしました」
舞台袖から派手なクラッカーが弾けると、色とりどりの紙吹雪が舞う。
「それではオールスター祭の開催です!!」
「はいオッケー! CM!!」
カメラの後ろに立つプロデューサーが手を叩きながら声をかける。
コマーシャルの間にレモンとチサは舞台袖へとはけていく。
カメラマンやメイク、照明スタッフが慌ただしく行き交う中、スタジオの入り口がゆっくりと開くと、二人の人影が現れた。
その二つの影はスタジオ入り口から中の方へと歩みを進める。
見慣れない顔と、異様な雰囲気を放つ二人に、スタッフが近寄っていく。
「えっと…関係者の方ですか?」
その二人の内の先頭を歩いていた男…眼鏡をかけた男は駆け寄るスタッフを押しのけて、さらに歩みを続けていく。薄紫の短髪がスタジオの照明で白く光っている。その風体から見るに20、30代だろうか。
明らかに異様なオーラを放つ彼らに、スタジオ中が不安の入り混じった視線が集まる。
眼鏡をかけた男はステージの前まで移動すると、そこで歩みを止めた。
ステージの上には、各界の芸術家特集のために登壇したアーティストたちが眼鏡の男達を見つめるように立っていた。
立ち止まった眼鏡の男の後ろに控える男。血色が悪く、黒いカッターシャツを着ており、こちらもまた眼鏡をかけていた。彼は眼鏡の男よりも年を取っているように見え、くたびれた雰囲気を醸している。
薄紫の髪の男は、ステージ上にいる出演者たちの元へと歩みを進める。
スタッフが止めに入るが、彼は押しのけて進んでいく。押しのけられたスタッフが登壇用の階段から転げ落ちる。
男がテージへと足を踏み入れると、その前に女性インタビュアーが立ちはだかった。
「あなた一体なn
パァン
乾いた音。
最初はなんの音なのか誰一人分かっていなかった。
しかし女性インタビュアーの眉間から鮮血が噴き出した途端にその音が銃声だと理解した。
「さて……アルコ、やれ」
薄紫の髪の男は、血色の悪い男にそう指示すると、血色の悪い男は入口の方に振り返る。
そして右手を掲げると冷気を発し始めた。その直後、スタジオの出入口の扉を凍らせ施錠した。
その様子を見て、薄紫の髪の男はステージ上の出演者達の方に振り返ると、笑みを浮かべた。
「君たちはもう逃げられない」
不気味で邪悪な笑みだった。
そんな彼の前に歩み出た一人の高齢の男性出演者。彼は他の者とは違って怯える様子もなく、自信に満ちた表情だった。
「残念だったな。若いの」
高齢の男性は七三に分けられた白髪を手で掻き分け整えると、徐に右手を掲げた。
すると手には砂が螺旋状に渦巻き始める。
「儂は砂の能力者……昔は政府軍にも居ってのう」
顔には深い皺の他に、歴戦を潜り抜けてきたであろろう創傷痕が刻まれていた。
老人は自信に満ちた表情で、ゆっくりと男の前へと歩いている。
「儂はお前のような無礼な輩をよくとっ捕まえ……」
「轟唱・鉄鋼弾」
一瞬の出来事だった。
意気揚々と前に躍り出た老傑は、男の鉄の散弾によって文字通り蜂の巣となり、赤い飛沫と共に老傑の身体が弾け飛んだ。
「ひっ……」
弾け飛んだ肉片や鮮血が、周りの出演者やスタッフに恐怖と緊張を与えた。
紫髪の男は白いシャツについた血飛沫に不快感を示しながら、その部分の周りをつまんでいる。
彼はタメ息をつくと、不機嫌そうに両手を挙げた。
「見て分かるとおり、私は煉術だけでも君たちを圧倒できる。腕に覚えがあるからと言って努々私に噛みつこうなどと思わないことだ」
「これから君たちには殺し合いをしてもらう」
「私はアナイア・パイカ」
「いずれ君たちを作り出す親みたいなものだ」
To be continued.....
【EXTRA STORY】
~政府庁舎・別棟・政府直轄治安維持機関隊舎~
「お邪魔しますね」
「オール……大元帥様が一体何の用件だ?」
「いや、十闘士の皆さんの力をお借りできないかと思いまして」
「なんだ?」
「殷生師団と呼ばれている組織についてです」
「あぁ、お前はこの前その師団のヴァンガルド・キルを退けたらしいな」
「撃破ではなく、な」
「やはりアドルフさんは厳しいですね」
「で、我々にキルの追い打ちをしろと?」
「いえ、十闘士の皆さんにはアルコ・トーレを討ってほしいのです。今、パイカが芸星にいるとの報告を受けました。ということはその配下のトーレもいるはず」
「配下だけでいいのか? そのパイカとやらは?」
「もし討てるのであれば、お願いします」
「十闘士も舐められたものだ。おいイア、パイカを討ってこい」
「はい」
「それと、その配下とやらは新参者で十分だ」
「いってこい、ジア」
「はい」
To be continued to next EXTRA STORY.....?




