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8話 気付いたこと

僕は、桜子さんが出て行った扉を見つめていた。


桜子さんへの最初の印象は恐いというかきつい性格の人だと思った。


でも、丁寧な言葉使いで、さりげない気配りもしてくれた…大人の女性だった。


僕のために炎を使って戦った姿は…とても綺麗だった。


あのとき、僕の心に火が着いたことに今更気がついた。


急いでここに来るために桜子さんは手を引いてくれた。


その握った手の感触はまだ消えていない。


会ってからまだ1時間も立っていないのに…僕は初恋を経験した。


そして…


…彼女は僕を置いて行った。


…当然だと心の中でわかってはいた。


…彼女には僕より大切なことがたくさんあるのだろう。


…彼女は僕を選ばなかった。


…それだけ。


…僕の勝手な思いを押しつけることはわがまま。


…だから僕は初恋に気付いたときには…失恋していた…。

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