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学校に入学して数日が経過した。至音はクラスで友だちができ夢のJKライフを楽しんでいた。最近は水野カレンと明るくおしゃべりな朝倉遥の3人グループで過ごしている。
「至音ー。お昼一緒にたべよー」
遥が呼びかけながら机に寄って、その後ろからカレンが歩いて来る。最近ではこの3人でお昼を食べることが日課になっていた。この学校では食堂などは無く1人1人にお弁当が配られる。
「そういえば、幽霊ってご飯食べれるんんだね」
「ねー!体は透けてるのに壁はすり抜けられないしロマンがないよね!」
ちょっとぷりぷりした様子で、遥が答える。カレンも話に乗ってくる。
「でも、この学校から出れないのはちょっと不満だな」
遥がすごい勢いで頷いた。
「分かる!ショッピングとかしたいのにー。外に行くと私達は見えないからだめって、つーらーいー。至音は出れるの?」
「出られるのかな?ずっと学校生活に慣れようとしてて考えたことも無かった」
「そっかー。あーあ、久しぶりに買い物行きたいなー」
ふと、思い出したようにカレンが至音に問いかける。
「友達から聞いたんだけど、他クラスでは支援者が積極的に声掛けして未練を聞いてくるから大変って言ってたんだよ。至音ちゃんって私達のこと深く聞いてこないよね?未練の解決とかだいじょぶなの?」
「私はね、相談されたら絶対に解決出来るようにするけど、こっちからは未練の話を振るのはしなくていいかなって思ってるんだ」
ふふんと胸を張る。そんな至音の態度を不思議そうにカレンが見つめる。
「なるほどね。でも、後で困らない?」
「ん?何が?まっ、しつこく聞いても思い出すものも思い出せないもんね」
「それもそうだね。てか、至音ちゃんならなんかだいじょぶな気がしてきた。大変だと思うけど頑張ってね」
「うん!ありがと。カレンちゃん」
遥が至音の背中に飛びつく。
「私も至音のこと応援してるよ!」
「ありがとー!遥ちゃん」
「でも、やっぱり少し心配」
「もう、カレンは心配しすぎ!」
しばらく遥考える素振りを見せて、声を上げる。
「そうだ!至音、私の未練を見つけ出してよ!」
至音とカレンは突然のことに目をきょとんとする。そんな2人を気にも止めず続ける。
「私もそろそろ自分の未練を見つけたいと思ってたんだよねー今週の土曜日に私達の部屋に来てお菓子パーティーでもしながら未練見つけよ」
「未練の話はともかくお菓子パーティーはいいね。もう1人の同室の子も一緒に4人でやろっか!」
ノリノリの2人に置いてきぼりを食らっている至音をほっておいてどんどん話が進んでいく。
「よし!至音!私の未練のことは至音に任せたから、お菓子パーティーはこっちに任せておいてねー!」
「いや、まだ参加するとは言ってないんだけど?」
「え、参加しないの?これも青春の1ページじゃない?」
青春この2文字に至音の心は奪われた。そして、深くも考えず答えてしまった。
「する!参加する!」
「よし!決定ーー!楽しみだな」
こうして、遥の未練解決、お菓子パーティーの開催が決定した。




