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4人はそれぞれのコーディネートを終え、遥の着替えを待っている。
「いくよー!まずはカレンの選んだ服からね!」
遥が試着室のカーテンをガッラっと開けて出てくる。肝心の服装は肩やお腹がを出すタイプのものだった。下は半ズボンで遥は恥ずかしそうにもじもじしている。
「ねーカレン!ふざけて選んだの!?」
「えっ、全くそんなつもりはないよ。似合ってる」
「じゃあ、どうしてこんなにも露出が多いのー!?」
「だって今日は遥の勝負日じゃん。その服を着たら勝てそうじゃない?」
カレンは自信満々のドヤ顔で言う。遥はカレンの顔をじっと見つめて、少しの間考える素振りをした。
「カレンの考えはわかった。でも、そもそも今日は戦う日ではないし、この服は難易度が高すぎー!」
言い切ると、カーテンを勢いよく閉じた。
「私が選んだ服、気に入っってくれなかったのかな?」
「高校生が着そうな服では無かったね」
至音の返答を聞いて、カレンはしょんぼりとした様子を見せる。
「いやいや、大丈夫だよ。遥ちゃんもカレンちゃんが一生懸命選んだって伝わってるよ」
苺花も同調する形で続く。
「カレンさんらしくて、良かったと思うよ」
二人の言葉によってカレンは少し元気が出てきたようだった。
「着替え終わったよー!次は苺花ねー」
試着服から出てきた遥はピンクと白を基調としたフリフリのワンピースだった。遥がその場でくるっと一回転するとスカートがふわっと舞い上がった。
「かわいいー!けど、私に似合ってるかな?」
「バッチリだよ!」
苺花は親指を立てている。
「私より苺花の方が似合ってる気がするかなー」
そのまま、カーテンを閉めて着替えに戻っていった。
「至音さんのが残ってるけれど、これは苺花が優勝だね」
「まだ分からないよ。苺花ちゃんも私のコーディネートした服を見れば意見が変わっちゃうかもよ」
しばらく待っていると、突然カーテンが開いた。
出てきた遥の格好は元気いっぱいな遥に似合うスポーティーな服装だった。
「至音が選んだの気に入った!」
カレンも苺花も納得したようで頷いている。
「というわけでー、遥のコーディネート勝負は至音の勝ちー!」
「やったー!」
「至音のコーディネートは私がするねー。2人はそれぞれ選んできたやつ着れば良いんじゃないかな?」
カレンが驚いたように首をブンブン振る。
「ええ、そんな露出多い服着れないよ!」
「何で、私に着せたの?恥ずかしかったんだよー!」
「大丈夫、似合ってたよ!」
「そういう問題じゃないよー」
4人の中にひとしきり笑いが起こった。結局、カレンはズボンもシャツも長いのに変え、肩だけ見せるスタイルになっていた。遥は至音にユリの花柄の白いワンピースを持ってきた。
皆それぞれの服に着替え終えて、遥の案内のもと幼馴染に会いに出発した。




