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幽霊学園  作者: 久遠 零


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 (はるか)の未練を見つけるために至音(しおん)は死因から話し始めようとしたが、それに遥は不満そうだった。


「死因の話って必要?」

「前回はそこから話し始めたんだよね。だから、他にどうしたら良いのか分からない」

「ならー今回は別の方向から攻めていこうー」


 早速自分の手札が無くなった至音はしばらく悩む。


「そしたら、前まで通ってた学校の話とかは?」

「いいねー。中学の頃の思い出ってことでしょ」


 遥は顎に手を当てて考え始める。


「例えば、仲の良かった同級生とかいないの?」


 その言葉にふと、思い出したように遥は話し始める。


「あー同級生って言うか。幼馴染はいた。ずーっと一緒にいた気がする。思春期に気まずくなるってことも無くなんとなく一緒にいて気が楽だった」

「もしかして、男の子?」

「うん。やっぱり、男女でいると周りが色々言ってくるんだよね。でも、そんなの無視して2人で過ごしてた」

「大切な人だったんだね」

「いや」

「いや?ええぇ!めっちゃ仲良しでお互い支え合ってる感じだったのに?」

「だって理由忘れたけど最後にめっちゃ喧嘩してそれから全く話して無かったし」

「もしかして、それが未練だったりしない?」

「いやー。違うと思うよー。喧嘩したのだって、もう1年以上前だしあいつだって何も思ってないよー」


 そうして、2人で話をしていると、部屋の扉が開いた。それに気がついた遥が嬉しそうに扉に向かう。


「おかえりー!カレン、苺花(いちか)。美味しいお菓子出来た?」

「苺花がすごいお菓子を作ってくれたよ」


 カレンがカゴいっぱいのお菓子を見せてくる。中にはクッキーやマドレーヌ、マフィンなど様々なお菓子が入っていた。


「美味しそう!あっ、はじめましてだったね。苺花ちゃんって呼んでいいかな?」


 ふわふわとしたウェーブがかかった髪をして、身長も比較的低く誰もが可愛いと感じる容姿をした子がいる。その子は恐らく初対面で苺花と思われる。至音はその人の方を向いて問いかける。


「うん、いいよ。苺花が作ったお菓子、気に入ってくれるといいな」

「こんなにいい匂いしてるんだし美味しいに決まってるよ!」


 遥が手をパンっと叩く。


「よーし!早速お菓子パーティーを始めよう!」


 みんなでお菓子を並べて、それぞれの好きに席に座る。遥はコップを持ち音頭をとる。


「そしたらみんなーコップは持った?お菓子パーティー楽しみましょうー!かんぱーい!」

「「「かんぱーい!!!」」」

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