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元社畜がVTuberになったら芸人でした  作者: 天宮結依
社畜からVTuberへ
9/9

第8話…事件は続く


立ち絵が透過されなかった初日

立ち絵が透過されたのに画質が荒くなった2日目

同期のおかげで解決して3日目を迎えた朝

『今日から平和な配信だー』

「はいはい」

『冷たくない?ついに問題解決だよ!』

「デビュー前に確認して事務所に言えばもっと早く解決したんじゃないのか?」

『うぐ……ごもっとともです……』

「個人勢じゃないんだから、頼る時は事務所の人頼んなよ」

『はい……』

朝から玲緒にお説教されつつも反省の様子がない舞だった


数時間後

『配信しますか!』

ミキサーとマイクの準備をしタイトルを入れた

-『立ち絵治りました!』-

-初めまして(初見)-

〘『初見さんいらっしゃい』〙

-口は動いてるんだよな…-

〘『んん?』〙

-ミュート中か?-

〘『聞こえてますかー!!』〙

〘『立ち絵治ったんですよ!ちゃんと透過もされてるんですよ!』〙

-聞こえないんだよなぁ……-

『んん?』

画面のミュートボタンは押されてなかった

ミキサーのミュートボタンに目を向ける、するとミュートボタンが光ってるではないか!

『あっ……』

ミキサーのミュートボタンを押して解除する

『これで聞こえますか?』

-あっ、聞こえた-

『ごめんなさい!ミキサーのミュートボタン押したままでした!!』

-許さんわ〜-

『本当にすいません!!』

-入室しました-

-入室しました-

『こんりん!いらっしゃい』

-星を送りました-

-立ち絵治ってるじゃん!-

『同期が助けてくれました』

-良かった良かった-

-同期の子ありがとう-

-コイツ5分以上ミュートで話してたんすよ-

-同期に感謝-

『それは本当にごめんって!』

-www-

-ポンコツすぎるww-

-伝説だわww-

『3日目もこんな事件起こすとは思わなかったよ』

-コレは今後引き継がないといけない事件だな-

『やめてやめて!引き継がないで!!』

-後輩とかに引き継がないと-

-衣装はアイドルだけど中身ポンコツだろ-

『それは気のせい』

-気のせいじゃないなコレ-

-ポンコツライバーw-

数時間後

『今日はここまで!おつりんです!』

-お疲れ様-

-今日の事は忘れない-

-おつりん-


配信を終えて

『ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ーーーーーー』

「うるさい」

『まさか3日目もやらかすとは思ってないじゃん』

「はいはい」

玲緒の呆れた態度をよそにポルッターに呟く

-『立ち絵治りました!ミュートで話しててごめんなさい!!また良かったらみんな来てね!』-

-伝説ありがとうございました-

-4日目はなんも無いことを願う-

-ミュートの確認しようね-

そんな返信をよそに布団へダイブする

『ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ーー』

バタバタ暴れる舞

「うるさいよー。また言われんぞー」

『それは勘弁して』

「なら辞めるんだな」

『うぃす』

社畜を経験して精神を壊した舞にも嫌いな事がある

嫌いな事に配信を邪魔されたくないただそれだけを考えていた

ミュート事件も1つの経験、こんなライバーは他にはいない唯一無二の個性なのかもしれない

明日はどんな事が起こるのか、どんな配信が出来るのかただそれだけが楽しみな舞だった

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