第4話…同日組全員でのデビュー無理!?
デビュー前日の夜、5人でポルッターにあるトークスをやることになった
「5月4日組デビュー直前、4人に色々と話を聞いてみた!」
「いぇーい!」
「司会進行は、私花咲きいが担当します!」
「いぇーい!そして、絶賛4人で1人遅刻中です」
「どうする?お知らせとか始めちゃう?」
遅刻中の僕は4人のトークスを聞いていた
「おっ!りんちゃん来ました!」
「りんママー上がっておいでー!」
「ママー!おいでおいでー」
3人に呼ばれたがトークスを使ったことない僕は上がり方が分からなかった
そこで#5月4日組のタグにこう呟いた
〔上がり方分からないんですが…#5月4日組〕
「wwww」
「ちょっと待って嘘でしょ!?ww」
「えっとねー、マイクボタン押して申請してくれればいいよ!」
きいちゃんのやり方説明にそって申請ボタン押すと直ぐに申請処理されて話せるようになった
「いらっしゃい!」
『お疲れ様です』
「それでは初めて行きましょう!まずは自己紹介から、私はさっきやったので浜ちゃんお願い」
「はーい!浜辺うみです。よろしくお願いします」
「続いてりんちゃん」
『夢咲りんです。今日はよろしくお願いします』
「続いて はくさいちゃん」
「はくさいでーす!よろしくお願いします」
「最後にヒスイちゃん」
「ヒスイです。よろしくお願いします」
「ありがとう!この4人が明日デビューします」
「この勢いでお知らせいく?」
「じゃ、私花咲きいからお知らせします」
無言でこの会話を聞いてるしかないというか会話するタイミングが分からず無言でいた
「という訳で、私は明日デビューが出来ないためこの4人とはデビュー出来ません。ですが、特典は5人での物となってるので是非取りに来てください」
「特典説明もしちゃう?」
「特典説明しちゃおっか!」
「その前にりんちゃん生きてる?」
『生きてます!タイミング分からないから無言でいただけ』
「せっかくだから話そうよ!」
「特典説明やってもらう?」
『ハードル高いから、司会のきいちゃんお願いします』
「おけおけ!まず、4人全員の枠入室したスクショを提示でうみちゃん作ったヘッダーをプレゼント!
続いて4人全員の枠で星を送ったログのスクショ提示で私きいが作った待ち受けプレゼント!
さらに、4人全員の配信をポルッター共有したスクショを提示ではくさいちゃんが作ったネップリをプレゼント!
ラストは、全員の配信でミニプレゼントを送ったスクショ提示でヒスイちゃんとりんちゃんが作ったボイスドラマをプレゼントです!」
「ボイスドラマは、オリジナルのおとぎ話やってます!」
話を聞きながらボイスドラマ苦戦したなぁ…と思ってた
それは何週間か前のこと
DayCodeの同日組の鯖にて記念の特典を作ろうと話になった
そこできいちゃんの提案でオリジナル脚本でボイスドラマを撮ることになったのだった
-りんちゃんホントに余り物でいいの?-
-『みんながやりたいのやってくれればそれでいいよ!』-
そうやりたい役はあったのだが、みんなを優先して余り物で大丈夫と伝えたのだ。
-きいちゃんがナレーション、うみちゃんが白うさぎ、りんちゃんが帽子屋、はくさいちゃんがチャシャ猫私ヒスイが女王様で大丈夫?-
-『問題ないよ!』-
-「「「大丈夫!」」」-
-各自、撮ったらDayCodeのチャットに音声送って編集するから-
-編集お願いね!ヒスイちゃん-
-私、ミニキャラ描くよ!何かに使えるだろうし-
-ありがとう!うみちゃん-
-『なら、今日は解散?』-
-だね!みんなよろしくね!-
解散してから、個室と言うなのトイレに籠りボイスをひたすら読んで録音した
『おっと!大丈夫かい??きーみ、そんなに急いでどこへ行くんだい?(キラン)』
撮った音声を聞いてはチャラさが足りないと感じ、自分が好きな桜色パティシエのチャラいキャラを思い出して何度も撮るのを繰り返した
そしてついに録音が完了した
数日経てばみんなの音声が揃ってヒスイが編集を仕上げてくれた
-音声出来たんだけど、動画編集は出来なくてやれる人いる?-
そんなヒスイのチャットに気づきいち早く連絡を返した
-『動画編集よくやってるからできるよ!』-
なんと、ゆっくり動画の編集をよくやっていたから編集が出来るのだった
-ありがとう!立ち絵は前にうみちゃん送ってくれてるの使って動画作成お願い-
-『おけ!作るね!』-
そして、1時間と30分で動画を作りあげたのだった
Http…
-『できたから確認お願いします』-
-めちゃくちゃ良い!-
-りんちゃんありがとう!-
そしてボイスドラマの動画が出来上がったのだった
それと同時に、きいちゃんが一緒にデビュー出来ないと言う話をDayCodeで本人と事務所のマネージャーからされた。
理由は、絵師さんが失踪。完成と言って渡された立ち絵はラフ画のような物であったことだった。
実際見せてもらったが、コレで完成か!?って疑うくらいに未完成品だった。
そして、事務所の判断で別の絵師さんに立ち絵を頼む関係でデビュー見送りとなった
同期が1人欠けることに悲しみの気持ちが湧いた
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「りんちゃん聞いてる?」
『ごめん!聞いてなかった』
「最後に一言明日の意気込みをお願い」
『わかった!5人が4人でのデビューになりましたが、この5人で5月4日組です。特典にはきいちゃんもいるので、是非特典を取りに来てください!今日はありがとうございました』
「ママやー!」
「流石りんママ!」
「自分の宣伝しなかったけど大丈夫?」
『自分の宣伝して良かったの!?』
「うん!みんな自分の宣伝だったよ」
『まぁ、うん!大丈夫!』
「おけおけ!それでは明日の配信お楽しみに!」
そして、5月4日組のトークスが終わった。
ついに本番なのかとドキドキしながら、きいちゃんの分もがんばろうと寝ることにしたのだった
まさかあんな事が起きるとなんてこの時は思ってなかったのだった