犬と暮らす詩
とことこ とことこ お犬と歩く
てくてく てくてく 街の中
ふりふり ふりふり しっぽをふって
ぴこぴこ ぴこぴこ たれ耳はずむ
どこへ行きたい なにが気になる
リードとハーネス つないだこころ
足並み合わせて 一緒に歩く
とことこ とことこ お犬と歩く
てくてく てくてく 夕焼けの空
ふりふり ふりふり 楽しいうれしい
ぴこぴこ ぴこぴこ こころもはずむ
ピタリ!
いきなり止まった 逆立つ毛並み 鋭いまなざし
ウゥ~~~ キュウゥウウ~~
口元ふるえる リードもふるえる
見すえているのは 車道の四つ角
曲がって来たのは 大きなトラック
ゆっくりと迫る バンパー タイヤ ライト――
ぴすぴす ぴすぴす 鼻を鳴らして
きゅんきゅん きゅんきゅん 鳴き声あげる
ここは歩道で あっちは車道
もう大丈夫 もう大丈夫
一緒に休んで 一緒に帰ろう
とことこ とことこ お犬と歩く
てくてく てくてく おうちの方へ
ふりふり ふりふり しっぽがゆれた
今回の詩は、空野奏多さんの作品「猫を讃える唄」から刺激を受けて書きました。
かわいく元気に、猫を讃えています。
猫好きに向けて紡がれた、クスッとくる唄ですよ。