フィールド1、始まり、その5.
猫山ことりです。よろしくお願いいたします。
本格ファンタジーです。
現実世界の日向ワタルは突然トリップした。
そこで初めに出会ったのは30mの大蛇の彼女。
彼女ということは人格のある、獣人族です
だがそこは科学に生きる人間と、魔法使いの獣人族が
互いにいがみ合う異世界だった。
挿絵いりです。みてみんにも、挿絵を投稿しました。
僕は枕元の僕の服に、袖を通した。
洗濯したてのお日様の匂いがした。
彼女はふっと、息を吐いた。
その瞬間、心は決まったらしい。
「いいよ。途中までなら連れてってやる。あたしはビルディ・ララ。
川を伝っていこう。その方が早い」
彼女は大きな、特有の口で笑った。
数時間後、僕らは川を上っていた。
北の街から南の街に向けて、大きな大河がある。
彼女は近くの河口で変化した。
僕を濡らさない様に頭の上に乗せ、頭の先だけ水面から出して
ゆっくりと進んだ。
爆発音が近くなる。
街に近づいた時、遠く街並みに黒く紛煙が宙に上っているのが見えた。
城壁が大きくそびえ立ち、頑丈な門が入り口を守っている。
その城壁越しまた粉塵が登り、突発的に火柱がまた新たに上がった。
僕は彼女の頭から岸辺に飛び降りた。
大きく地鳴りして、城壁が吹っ飛ぶ。
僕は音を目指して走った、背後で彼女が叫ぶ。
「坊や!これでお別れだよ。だけど、気を付けて」
「うん、ありがとう!」
振り返り、手を振った。
ワタルの返事に彼女は叫んだ。
「何かあったらいつでも呼んでおくれよ」
そう言って巨体を持ち上げ、ワタルに首を伸ばした。
日の光を遮り、彼女の口からキラリと何か小さい物が、
手のひらに落ちた。
「指輪?」
「その指輪を水に浸してあたしを呼ぶんだよ。近くに居たら
必ず、すぐに駆け付けるからね」
「うん、ありがとう。ビルディ・ララ。」
ビルディでいいよと、ヘビさんはザブンと水に潜った。
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フイールド1はこれで終わり、次のお話のフイールド2に、
これから入ります。
そこでワタルは強力な魔力を持つ少年ゼオンと
獣人族の少女ユウリィに出会います。
この3人が主要キャラクターです。
よろしくお願いいたします。




