表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

プロローグ


一気にニ、三作品投稿することに決めましたもっちもちです。編集ですでにきれいな川ときれいなお花畑が見えかけてますがハードスケジュールっていうほどではないと思うので、長すぎる休み時間を削って頑張りたいと思います。



......あー。死にそ。




冒険者...........それは誰しもが憧れる職業だ。魔物と戦い、悪を滅ぼし、宝を得る。はたまた、謎多き迷宮に挑み、生還するだけでも英雄扱いだ。


しかし。


長い間不可侵の条約を守っていた魔の王達。お互いの平和のため結ばれた不可侵条約。しかし、ある日条約はあまりにも簡単に破られてしまった。昔のように敵対してしまった人間と魔族。それの影響で比較的安全だった迷宮の魔物達も活発化し、街道も魔物だらけ。従来の雇われボディーガードでは依頼者の身を守ることもできない。そう、世界中の大地は瞬く間に戦場と化したのだ。


で、なぜ私がこんな説明をしているかって?それは私が...........


ギシャァァァァ...........!


「たた、助けて...........」


こんな目に遭ってるからです。


世界の危機を打破するためにと編成された魔王討伐部隊。色々な国が協力しあってできた最強の討伐隊...........のはずだった。出発してから三日、城門近くにある帰還の鐘。それがひときわ大きな音を奏でた。人々が喜色を顔に浮かべ駆けつけたとき見たものは、帰還の鐘に投げつけられたであろう大量の生首。...........そして、その生首は編成され、魔王達を討伐しに行った最強達・・・だった。


それ以来、国は、一般市民にもレベル上げを義務として、いつでも派兵に応じられるようにしとけという命令を下した。二週間以上魔物狩りの義務を怠ると厳重注意、二度目は罰金、三度目は牢屋にぶち込まれる。


ガ...........ゲゲゲゲゲゲ!


「ひっ、ひぃっ!」


わ...........らってる?怖い!喰われる!油断してた。最近レベルも順調に上がってたし。楽勝だって思ってた!でも、この数は無理!縮こまり、今にも膝を抱えて座り込みそうな私を取り囲む魔物の数は実に50。どうにもなるはずがなかった。


「神様!神様!」


どうか助けてください!あわれでちっぽけな命をどうか!すがっただけだった。本当に助けてくれるなんて思ってもなく、ただ恐怖心を押さえようとした祈りだった。本当に救ってもらおうなどとは思っていなかったんだ。


「...........おい、あんた。神なんかに祈るもんじゃねぇぜ?」


ちょっと高価そうな服、恐らくイケメンであろう顔。これだけでも非現実的なのに、そのイケメンが放った一振りだけでゴブリンがほぼ全滅しているということに驚きを隠せなかった。


「王、人間にそう優しくする理由はなんなのです?」

「気まぐれだ。」


...........青年を王と呼ぶ女。暗めの青の頭髪に、目に当てた黒い布...........。この人、噂になってる新米冒険者の【盲目のヴァルキリア】じゃ...........!?あの新人なのにA級冒険者の依頼目標だったエンシェントドラゴンをぶっ飛ばしたらしい。わざとじゃなくて、ギルドに持ってけば換金してくれるって思ってたらしい。間違ってないけどさ。


「マーリン、ここに向かっている敵を滅せよ」

「了解です、主。......爆ぜよ」


すごいスタイルが良い黒髪の魔法使いの女の人。マーリンって、天才魔術師の!?遠くでこだまする断末魔の叫び声と、濁ったような鈍い破裂音。はぜろって...........爆ぜたんだろうか?


「私は...........」

「必要ない。」


青年の影から出てくる青年と同じ身長ほどの女の子。全身が真っ黒で影のよう...........というか影だ。人の形の影?一体私に何が起こっているのか。全くわからない。全くわからないけど...........


「おい、平気か?冒険者。」


私は何やら怪しい人たちに救われたようです。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ