堕ちた天使は王女様に出会う
目覚めるとそこは森の中だった。頭に靄がかかったようだ。しかしどうにか上半身を起こすと濡れた布がぽとりと落ちた
「あら、やっとお目覚めになったのですね。」
突然声をかけられそちらを向くと、そこには美女がいた
「う、美しい」
彼女が顔を赤く染めた
「い、いきなり何をいうんですかっ!?」
「えっと、ごめんなさい、口にでてしまいました?」
「思い切り口にだしてたじゃないですか!やはり、この人助けるべきではなかったかしら」
美しい声で呟かれた言葉......ちゃんと聞こえてますよ
「こ、ここは?」
「あら、ご存知ないのにいらしていたのですか?ここは『妖精の森』と呼ばれている森です」
「......『妖精の森』?てことは、貴女は妖精?」
「ち、違います!ここはその名の通り、その昔妖精が住んでいたと言われている森ですが、今はもういません.......」
「ご、ごめん。ところで貴女の名前は?」
「女性に名前を訪ねる時は自分から名乗るものですわよ」
ジロリと美しい瞳が細められる
「ああ、ごめん。俺の名前は......ルーズベルト、助けてくれてありがとう。貴女の名前は?」
「私の名はレミーシア・クリスティーネ、クリスティーナ王国第一王女にございます。以後お見知りおきを」
「お、王女・・・様?」
「ええ」
王女様はにこやかに、不敵に、微笑んだ
すみません、随分と間を空けてしまいました。始めたばかりなのに、ほんとにすみません。ですが、私も勉強に追われる日々が続いており、多少間が空くかと思いますが、どうぞ優しい目で見守って頂けたらと思います。そして、よろしければ、ご感想をお寄せ下さい