春から秘めた想いをこの日に託して
桜が満開の春に初めて出逢い
その美しい凛とした姿に目を奪われた私は
一瞬にして貴方に恋をしました
貴方に少しでも近づきたいからと
別に視力も悪くもないのに私は
首が疲れる同じ1番前の席に座って
貴方は常に肩を凝らせている私に呆れていましたね
それでも口が悪いながらも
懸命に話しかける私の話を
しっかりと聞いてくれた貴方に
私は更に恋をしました
貴方に少しでも近づきたいからと
今まで図書館で勉強したことがなかった私は
苦手な人気が多い同じ部屋に行って
貴方は集中しきれていない私に呆れていましたね
それでも口が悪いながらも
私の分からないところや苦手なところを
一緒に考えてくれた貴方に
私は更にもっと恋をしました
貴方に少しでも近づきたいからと
運動が苦手であるのにも関わらず私は
無理をして同じダンス部に入って
貴方は誰よりも体力のない私に呆れていましたね
それで口が悪いながらも
遠回しにアドバイスをしてくれた貴方に
私はどうしようもなく恋をしました
こうして貴方と知り合ってからもうすぐ1年
すぐに恋に落ちたというのに
いつまでもウジウジして伝えることが出来ませんでした
乙女の決戦であるバレンタインで今から
貴方への想いをチョコも手紙を揃えて告白します
私の想いよ真っ直ぐ届いて
小さな蕾に花を開花させて
『貴方が好きです』