絶望
うとうとしていた
きっとそれが原因だろう
俺は生きているのか?
勉強するのは嫌いだ
でも やらないといけないってわかってる
働くのも嫌いだ
でも 働かないと生きてはいけない
将来の夢は特にない
その道を辿っている最中に挫折した
残りの人生に明確なプランがある訳でもない
目的を持って動いている人が羨ましいと感じる
ただ 過ぎて行く物の流れを見ていた
ただただ 眺めていた
羨望の眼差しで
決して手に入らないとわかっていながら
わずかな希望を持って対岸に手を伸ばした
気力を失った俺に 届く訳もなかった
俺は生きているのか?
俺は本当に生きているのか?
ただ日々を消費し ただただ延命の為の食事を摂る
これは本当に生きているのか?
屍となったほうが世の為になるのではないか?
しかし 自らの命を絶つ勇気など持ち合わせていない
生きながらに 死んでいる
俺は本当に生きているのか?
俺には その答えを出す覚悟もない
ああしておけば良かった
こうしておけば良かった
何度も 過去を蒸し返す
何度も何度も 蒸し返す
それが無益だと知りながら
それが無意味だと悟っていながら
己を傷つけるだけの行為だと知りながら
悪いのは俺じゃなく 世間が悪いのだと怒鳴り散らす
本当は 自分が悪いのだとわかっていた
自分が弱いだけなのだと 気が付いていた
普通の人には言い訳にしか聞こえないだろう
負け犬だと 嘲笑うのだろう
それでも 俺は生きてきた
苦しみながらも 生きてきた
自己を表現する方法を忘れても
愛し 愛されることを忘れても
その日その日を 生きてきた
生きることにも 死ぬことにも怯えながら
父親に死んだ方がいいと罵られた
母親は俺を前にただ泣いた
どうしたらいいのだろう?
どうすればいいのだろう?
恐らく 答えは出せないのだろう
だけど俺は生きて行こうと思う
怯えながらも生きて行こうと思う
真っ直ぐではないのだろう
後ろに向かっているのかも知れない
それでも 歩みを止めるよりはいい
だから どれほどの絶望の中でも
己の向いている方向へ
真っ暗な道を 歩いて行こう
暗いわ!!
おそらく直前に変なアニメ見たせいです