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それをパプリカと呼ぶ以外思いつかなかった  作者: 夢の中の人
混乱期
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その92 暑い日に食うカレーの何たることが

 今日は立派な総帥日和。沙羅双樹を記念に植えよう。


 晴れ晴れとした空に輝く稲光はたいそう立派に降り注いでいる。


 まったくもって暑い日だね。こんな日にはやっぱり鍋焼き蕎麦。キンキンに溶け出したあの熱燗が懐かしく思えるね。


 ところで、今日はなんの日って覚えている人はいるのかな?今日は何の日かって?そうだよ!誰かのあの日なんだよ!なんだよ皆覚えているじゃないですか?それならはやく準備してよ?


 自転車に乗って窓から流れる景色を眺めながらのんびりとビール!これに合うのはやっぱりオレンジの香りがするあの焼酎だよねー?


 ついでにもう一つ聞きたいんだけどさ?さっきからテレビから出てきているあの臭いは何なのさ?一体あの葬式は誰を祝福しているっていうんだい?


 時計を聞いてみたんだけど誰も見てくれないんだよ。


 そりゃーそうだよね?誰もが知っているこの祝辞を誰が好んで全部食べられるって話だよ。


 三歳児でも知っていることを並べに並べてこの指とまれって、宿代は幾らだよ?たったの5センチメートルとはこりゃまたなんともお高くとまった北冠だこと。


 八つの輪っかを並べて進むこの平和な地獄にお似合いなのはきっとサクリファイスと言う名の愚者様なんだろう。


 これが今日見た夢の羅列だと誰が信じようか?そうだよね。信じやしないよね?だって夢じゃないし希望もそこにはありはしないんだから。

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