10? 本当に見た?夢物語?
それはある国にあったとある村のお話。
村人は彼らに、
「お前達の前の奴等は我々を奴隷のように、物のように扱い、家を焼き歴史を焼いた。頼む!俺達の村をを再び住めるよう直していってくれ!」
と迫った。
不憫に思った彼らは村人の証言を元に村を復興させた後、次の目的地に向かっていった。
次の目的地に着き、その村の現状を聞いて驚いた。そこでも前の奴等によって村と歴史を焼かれたらしい。彼らはそこでもまたその歴史を人々に聞いて回り復興させた後、次の目的地へ向かった。
次の次、さらに次もまた同様の証言の元、復興と次への旅立ちを繰り返した。
最後の目的地に着いた時もまた同様だった。
彼らは思った。最後だけは明らかに嘘であると。
『彼らの国』の人々は。『彼らの国』の人々は後の世に残す為、いつ何処に誰が行ったのかを継承し続けていたのだ。
しかし、そこで何をしたのかまでは記録してあるものとそうではないものとに分かれていた。彼らの目的はその書かれていない記録を探す旅だった。
最後の地だけはそこで新たに彼らが何をし何を得たのかを増やすために訪れたのだ。
何故この地の者達はこんな嘘を付いているのか。
そこは村というわりにはたくさんの人がいた。あまりにもたくさんの人が。村というより町、町というより街、いや大都市と言う方が相応しい人数。
何故ここで彼らは嘘をついているのか。彼らは考えた。我々がこれまで行ってきたことを。
前の奴等が壊していったという村を『復興』させていったのだ。ただ建て直したわけではない。彼らの証言を元に現代の知恵や工夫を織り混ぜて、見た目は彼らの歴史通りに、実態は最新鋭。道も他の設備もそう。
そこに出来た村は証言と最新鋭を織り混ぜた『証言より良いもの』を与え続けたのだ。
立ち寄ることになったこの国の名を仮にAとする。Aの中で立ち寄った土地の人々は一体いつから彼らに嘘の証言をしていたのだろう。
答えは最初の履き違え。
『前の奴等』が何を示していたのだろう。「彼らの国」の人々が行ったことなのだろうか?
・・・ ・・・
ここで獲られた夢の中での教訓。
一つ、記録はちゃんとしよう。
一つ、人の話はしっかり聞こう。
一つ、下手な手出しは後に響く
ところでAという国……
夢の中ではちゃんと実在した国の名前でした。それを言うとその国の人々がなんやかんやと?いやいや……
こんな場所まで辿り着くとは思えない。まあ、予防は貼るに越したことはない。しっかりぼかしていきましょう。
何処の国だったのかは……
それは貴方の心次第ということで。




