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妹1
登場人物 俺・芽衣・恂
俺「ただいま〜」
友達と遊びに行っていて帰ってくると恂らしき靴があった。
恐る恐るリビングに入ると誰も居ないので二階に上がって自分の部屋を開けた。
俺「恂?どこ行ったんだよ…」
靴だけある悪友に不気味さを感じながら芽衣の部屋の前に立った。
そしてノックをするために手を振り上げた。(以前ノックせずに入って恂を召還されました。その後のことはしりませんよ………)
恂?「閉じないで下さい。恥ずかしいのは分かりますが誰でもそうです。」
芽衣「でも、私、初めてだし…。友達はみんな痛いって言うし…」
んんん!!!???
まさかと思って耳を壁に引っ付ける。
恂?「大丈夫です。皆始めては痛いものですから。でも僕が優しくしてあげるので信じてください、ね?」
芽衣「恂にぃを信じるよ…。でも、ゆっくりしてね。」
まままままままま、まさか!
なんて考えていると中の二人は段々と静かに…
死ねば良いのに…「では、入れますね。」
芽衣「うん…。いたいっ!………でも恂にぃの顔が良く見えるよ。」
俺「何をしているんだお前ら!!!」
俺は思いっきりドアを力強く開けた。
死ねよ「ああ、帰っていたんですか、生きていて残念です。」
芽衣「あ、どうしたの?そんなに目充血させて?」
俺「えぇ!何してんの?」
ごめんなさい「何って見れば分かるでしょう?芽衣さんにコンタクトを入れてあげてるんですよ。」
思ったことではなくて安心した俺。
気まずくなって(俺だけですが・・・)退散しようとしたら肩を掴まれた…
恂「さて、この変態な産業廃棄物を何処に埋めたら良いと思いますか?」
芽衣「そうだな〜〜とりあえず紀ノ川にでも落としてみたら?」
俺「ごめんなさい!!どうか沈めないで下さいいいいいいいいいぃぃぃいぃいいぃぃぃぃぃ!!!」
久し振りに着衣水泳をしましたよ、ハイ。
妹2
徹夜をしていたので安眠していた俺。
芽衣「起きて〜〜〜〜」
可愛い妹に起こされている俺。
でも寝る俺。
芽衣「もう!!お兄ちゃんを驚かせてやるんだから!」
そう言われて思い出したのは以前の着グルミ。
俺「たかが着グルミごときで驚く俺ではないのさ。」
始めてみたときは驚いたけど今はもう慣れました。
芽衣「えい!!」
可愛らしい声と共に布団を剥がされた。
俺「今日はガチャピンか?それともムック………って本間に誰ですかアナタ???!!!!」
目の前にはフリルをたくさん使った某二丁目の方々が大好きな俗に言うメイド服と
ツルッとした何も顔のパーツのない俗に言う顔無しだった。
芽衣「えへへ。驚いた?これね、恂にぃが出してくれたアイディアなの。名付けて冥土服!!」
嬉しそうにVサインしているオバケ…
俺「誰が上手いこと言えッつたねん……てかまたしてもアイツかよ………」
なんかヤル気をドット殺がれました……
俺「で、今回は何処で買ったの?ドンキホーテ?それもとイオン?日本橋?」
芽衣「なんかね、知り合いの遊園地のお友達が居るんだって!すごいよね!!」
ああ、スゴイよ。
こんなこと考えるあいつもそうだし、平然と着れるお前もお前だよ…
思わず血の繋がりを疑うようなとある日曜日でした。