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ベルビティ・ハッピーライフ  作者: ベル人さん
5/14

5――宝の部屋を目指して―――

結構広い大部屋、なかなかいい景色、あぁ、高級ホテルに泊まってる気分

 素朴な木材の部屋、土壁もきれいにはみ出ていて、装飾に見える。

こんな部屋でのんびり寝ているネコと私、あぁ、毎日もふもふしていたいなあ

昨日は食事所でガインさんと会って

 毒を食らったガインさんを看病したらココ、宿屋の大部屋を

  案内されて、ガインさんが借りているらしいこの大部屋で

 一緒にみんな別々の部屋で寝ることになったんだ____


そういえばもう朝5時か。

 外を見ても宇宙出しな・・・


下の地獄殿のあるマグマライセンス星を見る限り

 朝なんだろうな。

  光が差して、町中?までは細かく見えないが、星全体が明るい。


扉がバッタン!っとひっくり返るくらい勢い良く開いて、反対側の壁に

 ガンッ!っと当たって

  その音でベルが飛び起きた。


ベル「ふぎゃ?!敵?!」


シー「・・・ゴメン、私でシ・・・。」


どうも扉は常に軽く開けられるように油が差してあるようで

 たぶんこの宿屋のおかみさんの配慮だろうか。

  いつもかたい扉を重い扉を開ける癖があったシーちゃんは、

どうしても軽い扉を開けるのが苦手のようで、扉の開け方を学ぶかのように

 開けたり閉めたりしていた。


ガイン「おはよう、目が覚めたようだな、飯にしようか。」


そういわれて小部屋と小部屋の間にある大部屋で

 私(緑野リンゴ)とベル、ネズノ、シー、ガイン達は一緒に食事をとる。


ガインさんの手作りかと思ったら、宿屋のおかみが作って持ってきてくれたそうだ。

 私が起きたのは5時。

・・・あれ?もっと早くに持ってきたのかな?物音はしなかったな。


ベル「相変わらずここ(宿屋)の部屋は無音で困るにゃ。」


そうなんだ・・・無音・・ね。

 納得しながら食事をみんなしてもくもくと食べる


――――――――朝ごはん―――――――

豚肉の浸し焼き(塩味)

 生の豚肉をたっぷりの砂糖を入れたお湯で湯がいてから

 水気を切って何も敷いてないカラのフライパンで焼いて

 油が出てきたら塩を加えて焼き目をつけて出来上がり


ボロボロタマゴ

 「そのまんまですね。」っとよくいわれる食名

  卵に砂糖か塩で味をつけたものをフライパンでボロボロにしたもの。


ダイコンとマヨのオーブン焼き

  大根を1cmの分厚さで三角に切ったものに

  カツオダシの粉末とマヨネーズを混ぜたものを上の部分に塗って

  焦げ目がつくまで焼いたもの

    ちなみにどんな大根でもできる優れもの!


うずらDE抹茶ケーキ

  ウズラ卵一個にホットケーキミックスこさじ1砂糖こさじ1サラダ油こさじ1

   抹茶こさじ1っとオール1の法則で作るケーキ。

  レンジで1分でできるが、混ぜるときにきちっと卵をかき混ぜて

   白っぽくしないとぺっちゃんこのができるらしいぞ。

  卵⇒砂糖⇒ホットケーキミックス⇒油の順らしい。

 

ちなみにホットケーキミックスって地球の食べ物じゃないの?

 なんでこの星にあるんだろう?

  なぜ持ち込まれたんだ?どうやって?・・・。


まぁいいや。どうせ考えてもオチがついてこないだろうなぁ・・・。

―――――――――――――――――――――――――――


さてと。

 朝ごはんも終わったようだし、ベルちゃんの様子を・・・ッハ?!


ベルがとっくに消えている。


ガイン「ん?あぁ、ベルビティの姉さんならとっくに狩場の確保にいったぞ?」


私「あの狩専用エレベーターですか・・・。」


ガイン「あぁ。そうか、知らないんだったな、このさいだ、教えておこう。」


狩専用エレベーターは一日一回中に入れて、出ると侵入回数制限で

 中に入れないらしい。

  それとは別に、他人が狩をした後にすぐ入ってしまう事で、

 モンスターどもが居ないので、ちゃっちゃと上へと行けるらしい。

もし上層部のこやし部屋までいくなら他人が入った後の方がいいらしいが

 200階層以降は常にボスが待機しているため、低レベルの

  モンスターでも倒していけばありがたいらしい。

戦いなれておかないと進めないレベルらしい。


私「喧嘩なれはしていないんだけどなぁ・・・。」


ガイン「ハッハッハ!喧嘩と狩は違うからなぁ~

   ちなみに俺も喧嘩したら負け組のほうだ(*´▽`*)」


私「そこ笑うとこか?!」


二人で笑っていたらネズノが文句を横やりしてきた


ネズノ「うぅぅ・・・ネズナはまだでチか!!!マイスイィートハニーー!!!」


私「っぶ!(茶を吹いた)」


笑えて仕方ないネズノの話にちょっとだけ耳を傾けていた。

 そうするとネズナの話が始まってしまっていた。


ネズナと知り合った時のことや、それまでの苦難苦行やら、

 途中でベルちゃん家に自分の家が貫通した?とか

  よくわからないことまで言い出した。


――――ネズノ昔話の始まり始まりw―――――――


昔の話、ネズミ人間が集まってできた王国がありました。

 地下に広がるその国はとある時を境目に大賑わいするまで

  発展していきました。

ただ、ネズミ算というだけあって、ネズミ産。

 一つの家計から13匹生まれるなんて当たり前の種族のためか、

  国の領土を広げなければいけなくなりました。

そんな国土を広げる話が出ている中で

 13匹のうち一匹の王の子供が言いました

子供「ここは地下でち、そんなに穴掘って広げすぎたら

   そのうち上の地層が重たくなって落っこちてきて

   ネズミの国は滅びるんじゃないでチか?」

それを聞いた王家のみなはお国のために頑張っているんだだの

 自分たちのことしか考えず、ミズカラの私欲のために

  領土を拡大していきました。

そしてその時がやってきました。


子供「ん?少し天井の空がこっちがわにへこんでるでチ」


その一言を聞いた王家の物がその子供を気味悪がって追放してしまった。

 周りからうとまれ、追い出されたその子供はついには王国から

  自分から出ていくことにしました。

ネズミ道路とよばれる穴の通路をつたって外へと進む途中、

 何かが崩れていく土砂のような音がした。

急いで王国の方へ見に行くと、天井がはがれて落ちていたのです。

 王国はその一瞬で崩壊、消滅し、すべてのネズミ族はその当時の王に

  復讐心を抱いたのです。

ただし、その時はすでに王はいなかった。

 この状況をすでに先に知っていたからでした。

  とっくの昔に逃げていたのです。

そして地上にでた子供は、

 開いてしまった大穴を地上から見下ろし、こんなに大きな国になっていたのか。

  っと思いながらその場を立ち去った。


それから何も食わずに川の水を持ち歩き飲みながら、海へと向かった。


昔、母親に聞いた話を思い出したのです。


それは、海沿いにいる魔女の事。

 はるか昔に住んでいたおじいさんネズミ族の家に魔女が来て、

  そのおじいさんネズミはとっても幸せになって天国へ行ったと聞いた

 そんな覚えがあったから。


もしその魔女に会えたなら、きっとぼくも幸せに、一緒にのんびり暮らしてくれる

 そんなきがしたから・・・。


だけれども、途中で穴に落っこちてしまった。

 ネズミ族が一匹はいれるくらいの穴に落ちて、結構深くまで来てしまった。


子供「どうしよう、デレナイ・・・動けない・・・。」


埋まってしまって動けなかったのですが、大暴れしてみたらなんと土が柔らかくて

 掘れてしまうくらいの土質だった。

  勢いに乗ってしまい、楽しさあまり掘りまくって掘りまくって掘りまくった!


すると、なんと土の壁がきれいに小部屋くらいの広さまで掘れたではないか。

 よし!このままここに住んじゃおう!っと思ったその子供は

  もし未来のお嫁さんが気に行ってくれなかったら困る!っと思い

ものすごいスピードで15部屋作り終えたのです。


それから数日・・・

 壁には木材を貼り付け、特殊な汲みたて式水道やら、

  こすって静電気でつくヒーターやら、家具をひたすら作っていたようで

 色々な家具がそろっていた。


こども「自分でもビックリ・・・でチ。」


作りすぎた自分にビックリしながら、こんどは倉庫が欲しいなと

 また穴を掘り始めた。


子供「でちぃ~でちぃ~堀掘り穴掘りでちぃ~でちぃ~♪」


すると何か石材にぶつかった。


子供「?人工物・・・。」


そのぶつかったものがズズズズ・・・っと横へずれた。

 なんだろうと思い、中へ入ってみると大きなお部屋だった。


キレイな赤いじゅうたんに、石材と思ったのは石でできたカラーボックス

 奥には台所も見える。


子供「うわぁ~・・・こんな家作りたいなぁ~・・・。」


っと声を出したら、後ろからネコ人間がめをキラーンと輝かせてこっちを見ている

  びっくりしてネズミの子供は逃げまくった!

逃げる逃げる逃げるそして追いかける追いかける追いかける!


疲れ果ててゼェゼェしていたネズミの子供にそのネコ人間は


・・・粗茶を出した。


子供「へ?」


ネコ人間「飲もう。」


子供「・・・はいでち。」


それはベルビティというネコ人間との出会いだった。

 そしてそのベルちゃんが実は魔女扱い食らっていた張本人。

  4000年以上も生きていれば魔女と呼ばれるのも分かる気がする。


その時に外で物音がして、ドンガラガッシャン!っと落ちた音。


誰か「ひやぁぁ~」


一緒になって落ちたらしい。

 それを二人で見に行くと、ネズミ人間のメスがいたのだ。


メスネズミ「ご、ごめんなひゃい?!?!?!」


ネコ人間のベルちゃんが先に出たためか、びっくりして腰が抜けたらしい。

 それを見ていたネズミのオスの子供は、ッポっと顔を赤らめて


子供「あ・・・あの、大丈夫でち?」


メス子供「あ・・・ハイ・・・。」


ふたりで見つめあって赤くなってる二人をベルが名前を付けると言い出した。


ネズミ族は、大人になってから名前をもらう風習があるらしく、

 二人とも名前は持っていなかった。

  その時にオスはネズノ メスはネズナと名前をつけてもらったのだ。


そして、その名前の意味を知っている二人はちょっと唖然としていた。


ネズノ「あの、ネズノって、王様がもらう名前でちよ?」


ネズナ「同じく、ネズナって女王がもらう名でちよ?」


ベル「二人はお互いが嫌いなのにゃ?」


二人はその問いに顔をブンブン横に振って

 お互いを見つめて抱きしめて2週間前の天地崩落の話をベルにした。

  その話の最中でネズナは王様が子供が言ったその言葉で

 その子供を追放したと宣言していたらしく


その話が信用できたネズナは、王様ではなくその子供を信じて、後ろから

 こっそりついてきていたらしい。

  そんなのネズノは一切気づいてなかったらしいが。


そして何週間か過ぎたあたりで、13匹の息子と娘ができていた。


二人はベルというネコ人間に会わなければきっと結ばれなかっただろう。

 第三者の威力は絶大であった。

―――――――――――――――――――――――――――


っとここまで話してくれたが、途中でネズナに会えないことが

 気になったのか、どんどん顔がしょぼくれて

  ついには泣きだしそうになりながらこんなことを言ってきた。


ネズノ「その時の王様がこの空中監獄のヌシなのでち・・・。」


私「・・・え?」


あのあと、ネズミの王様は空中監獄の永久殺戮者アボーンとの

 戦いに会うはずだったらしいのだが、そのアボーンを倒してしまったらしい。

  本当ならそのアボーンに死刑にされてはい終了ーになるはずの

まぁ、単に運がいいだけでは勝てないので、そうとう王様がバケモノだったら・・・

 っとそういうことだ。


そして、アボーンは消滅したことにより、永久殺戮者の代行人として


ネズミの王国の王だったネズファルが選ばれたそうだ。


いまでの健在で、永久殺戮者になる時点で寿命がいっきに跳ね上がるため

 結構長生きしているそうだ。


ちなみに、その元王様にものすっごい発狂しています「ネズノ」


そういや今日はまだルイが起きていないようだ。

 話しかけてこないなぁ。


ルイ{解、起きてはいます。」


私「うわぁ?!」


ネズノ「ひえぇ?!何何?!」


私「いや、見間違え。大丈夫。」


ネズノ「なら大丈夫でちか。」


なんだかなぁ、起きているなら挨拶くらいしてくれてもいいのになぁ

 っとか思いながら。



ベルちゃんが帰ってきた。


ベル「ねぇねぇ4人とも、200階までモンスター狩られてたよ。」


みんな「?!?!?!」


ガイン「えっとだな。それは・・・本当か?」


本当らしい。

 ベルちゃんが聞いてきた話では、だれかがソロで200階まで行って

  200階層の休憩部屋から通常マップへ出ていったそうだ。

その階層の通常マップと言えば、有名なのが___


ベル「プリントペーパー狙いかなぁ・・・。」


ガイン「冬だしな、あり得る。」


その200階層の一番奥にある通常マップ出入り口から出て、

 最奥の隠し扉にある色々なアイテム部屋の中に、プリントペーパーとか

  そんなのがあるらしい。

それはクリスマスの時期に使わなかった残り物だそうで、

 欲しい人は持って行っていいらしい。


私「プリントペーパーって何?」


そう聞くと、ガインさんが答えた。


――プリントペーパー――――


感熱紙という現実に有ったコピー用紙。


油性マジックペンで感熱部分に絵を描いて、その紙を

 感熱部分の絵ごと水で濡らして、窓ガラスや、透明の板に

  貼り付けて、乾いてからペリペリはがすと

ガラスや板にそのまま絵が印刷できるらしい。

 ちなみに、感熱用紙に振りかけられている白い部分が

  窓などに張り付きます

そうそう、水拭きで全部はがれるため、窓にしもやら

 アセが付くと流れて落ちますよ!


※本来の使い方はコピー用紙ですよ?w

  昔はワー〇ロとかに使われていました。

  フ〇ッピーとか懐かしいコトバ。

――――――――――――――――――――――――


そんなような感じで色々なものがしまわれているそうだ。


200階は宝物の山だそうだ。


私「行ってみたいなぁ・・・」


ベル「行きはよいよい帰りはドコトラ」


私「あ・・・そっか。帰り道は私の称号で一瞬で飛んでくんだっけ。」


そう言いながら、観光がてら200階まで行くことになった。

さぁ今日の手紙は~・・・


こんにちはでチ

 オイラの家でよくつかう石鹸の話でチ。

  オイラの家はあわあわが好きなのでチ、なので飛んできたり拾ったりした袋を集めてるのでち

みんなはきれいな袋でやってでちよ?

固形石鹸でやるのでチが、袋の端っこを3cmくらいのところで駒結びして

 反対にひっくり返して結び目を中に入れるでち

  それに固形石鹸をすこし削って入れて、水を手ですくって一回入れるでチ

 少しだけ空気を入れてひたすら混ぜてこねてするように両手で挟んで

  ぐりぐりするでチ!

中でどんどん泡立ってって、そこらへんの高級なあわあわの石鹸みたいな

 すんごい弾力どころかそれ以上まで泡立てられるでちよ!

             byネズノ(ネズナに教えてもらったなんてイエナイでちw)

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