4―――7色のジュースは解毒の秘薬―――
打ち上げられる私たちはこれから向かう先でどうなるのだろうかw
なんとなく花火になった気分になりながら
打ち上げられた・・・_。
ベル「ひゃっほ~~~!」
球体のような結界の中にいるので安全だそうだ。
全員外の景色を楽しんでいる・・・
私以外。
私「いぃいいいやああああああ~~~~!!!」
何が怖いのかって?結界がガタガタ震えているんだよ
いつ割れて私らを弾き飛ばすかとドキドキしっぱなしだぁ
ヒエェーーー
ルイ{残念ながらこの結界は割れません。)
私{嘘だったらコロす!)
ルイ{私が死ぬときはあなたが死ぬ時です。)
私{・・・。)
なんかえげつない脳内会話がありながらも花火?にされた私たちはどんどん
上へと昇っていく
途中で何かが途絶えるかのようにスピードがゆっくりになる
外核を抜けたようだ。
オゾンホールを抜けると一気に開けた空間に出て、星が見渡せる
あれ?
私「ベルさんの住んでた場所無くない?」
ベル「そうだよ、この星は第4銀河のすみっこですわ」
私「???」
ベル達が普通に会話しているがここで少しこの世界について話しておこう
・・・ルイが。
ルイ「ではワタクシメから。
銀河系が7つあり、それらをセブンハーツと呼んでいます。
その内一つが地球のあるあなた方の世界
その内一つがベル様たちのいるウィンドウォーク星のある銀河系
そしてその他の銀河系にある地獄殿地域のある星、マグマライセンス星。
それぞれ別の銀河系にありますが、必ずそれぞれの銀河系には7つ以上の
生命のいる星があります。
なのでセブン(7)ハーツ(惑星)と呼んでおります。
今はどうかしりませんが⇒月水地火木土天海冥と並んでいますね
そんな感じで銀河系ごとに星が並んでいるそうです。
別の話になりますが・・・
銀河系で最も危険な場所
カーキア・テレサと呼ばれる第7銀河系には近づかないことをお勧めします
最も危険で最も食物連鎖が激しく
最も殺戮を好む種族の多い星です。間違えて入ってしまった場合
即刻扉へ引き返してください。
以上 長文を ルイが放送致しました。」
私{誰に向かってしゃべってたんだい?)
ルイ{お気になさらず。)
色々話していると上の方?宇宙の中だと上下がわからないモノだな
何か大きな土地が見えてきた
あれが空中監獄だろうか?
ってうわぁもう着いた!
あの距離を一瞬・・・どんなスピードで来ていたんだろう。
さて、ここからは戦闘になるそうだ。
結界に守られていたが、地下入口に立ち入った瞬間結界は消えた。
もう一度結界を張ることはできないそうだ。
帰りは自由落下だそうだ・・・こえぇ・・・
落ちるタイミングを逃すと陸に落ちてアボーンだそうだw
それまで3日あるらしい、生き延びるために狩りながら進むそうだが、
私は初狩りだ・・・大丈夫だろうか。
ベル「最初の方に出てくるのはまだ弱いから慣れておくといいよ?」
私「はぁ・・・。」
そういっているとわんさかザコがでてきたw
ルイ{相手の情報を掲示しますか?)
私{常時ヨロシクwww)
そういうとルイが色々と目の前の空中に見えるように
相手の頭の上にモンスター名とレベル、二つ名などを記載してくれた
モンスターの名前の色が白いのと水色なのがいた
ルイ{黄色が適正レベルです。白色~寒色~黄色~オレンジ~赤~紫
っという順番です。
紫は自信がなければ手を出さずに逃げ切りましょう。
手を出したらまず即死だと認識してください)
色の識別か、なかなか助かる。
モンスターの白色は腕試しに使ってみることにした
だがしかし、モンスター自身がレベル差を感知してビビってくれているため
まともに相手をしてくれないどころか私を避けて
シーちゃんを襲いにいった。
シーちゃんは慣れた手つきであっさり倒したようだ。
シーちゃんにも色は見えており、白色だと教えてくれた
シーちゃんの観察スキルにより、相手のレベルは14レベだとわかった。
この塔みたいな建物の一番上に近い方にネズナはいるらしい。
何階あるんだろう
その考えはすぐに答えられた
ベル「はぁ・・・このメンツで250階まで登れるかなぁ・・」
私「へ?」
250階層あるらしいが、話を聞くにダンジョンを見て回りながら
上に登っていくのは時間がかかりすぎるらしく
直通狩式転移装置で上に移動した方が早いらしい
だがしかし、狩式というのが難点で、
階層=適正レベルの数値となっているため
250階というのは250レベということになる
もちろん敵のレベルも250レベということだ
私、緑のリンゴのやれる範囲がわからないため、先に進もうか迷っている
そんな皆さんの様子をルイが覆す
ルイ{失礼、リンゴの姉様、あなたのやってきたゲームはいくつあったでしょう)
私{18種類・・・。くらいだったはず)
ルイ{その中で一番最強で一番やりこんで一番アイテムを常備していた
そんなゲームはありますか?)
私{あるにはあるけど・・・超越とはいわないけど、レベルキャップ開放クエしまくって
24999レベのを最近25000にしたら無限表記になったアホなゲームがw)
ルイ{それを使えばよろしいのでは?)
私{え?使えるの?)
不思議に思った私はつい言葉でいってしまったのがコレ↓
私「・・・今までで遊んだすべてのゲームが使用可能なのか・・・?」
思った言葉が外に出てしまったのだ。だがそれをベルが言い返した
ベル「当たり前でそ、リンゴ本人の選んだ人生を使えないわけがない。」
その意味を私はまだ知らない・・・が、まずは自分がやってきたゲームが
すべて使えるという事らしい
っということで
・・・どうしたらこの状況をそのゲームの仕様に変えれるんだろう?
ルイ{ちなみに地球以外の惑星では使える事柄が異なりますご注意ください)
意味がわからないぞ?
ルイの話を色々聞いていたら
好きな風に思い描いてそれを意思を持って口に出せばいいっと
なんか前にもこんなことあったな
まぁいいや 前みたいにハズカシイセリフよりもっとカッコイイのにしたいな
ルイ{上に向かうなら考え込んでいるとタヒにますよ?)
私{・・・。)
色々考えた結果
私「ログイン!オールインワンクレリック!」
そういうとすべてのゲームのクレリック及び回復系職のステータスとスキルが
反映された。
・・・え?なぜ全部?
ルイ{オールインワンと言いましたが?)
あぁ、そういうことか、オールインワン、要するに私だけのすべてという意味で
とらえてたのがあったからか。
ベルが、シーが。私を見て一瞬固まった。
ネズノはまったく動揺のドの字もない。鈍感なようだ。
ネズノ「ねーねー何カタマってるでチか?」
シー「ちゅー族は本当に鈍感でシーーー!」
シーちゃんがネズノを追っかける!
追っかける追っかける!そして壁ギリギリに追いやった瞬間
壁が光ってそのままネズノとシーが吸い込まれた
それを見たベルは私をつかんで引っ張って
その壁に一緒に飛び込んだ!
その先は開けた場所、何かの大きいホール。
舞踏会でもするんじゃないかくらいの広さだった。
そのきれいな光景が一瞬にして絶望へと変わった。
モンスターの集団が一瞬にして召喚された。
シー「ギャーーーーーーーース」
現れたのは全部1レベのモンスター
だがしかしものすっごい量だ・・・2・・・いや、300はいるな。
レベル差とか関係なく襲ってくる様子
構えてこっちを見ている
シーとベルは陣形をとる。ネズノはその真ん中にいる
私は支援職なのでネズノの後ろに隠れる
ネズノ「くっつくなでち!」
私「あ。ハイ。」
ちなみに25000の無限扱いレベルではこんなザコからは
一切食らうわけもなく
私「いていっていって、ツンツンすんな!」
シーちゃんにナイフでプスプス本気でされても小指ツンツンレベルだった。
そんなことされたおかげで少し余裕が出た私は
私「ウラァーー!いっくぞーー!「」
走ってモンスターの中へ飛び込んでいった
だがしかし、モンスターどもに追っかけられるのは流石に怖くて
私「ぎぃやああああああああああああ!!!」
追っかけられながら逃げまくった。
逃げると追っかけられるは当たり前
そしてすべてのモンスターが私にくぎづけで300くらいの
モンスターどもが私にずらずらついて回る
おかげでベルちゃんとネズノの範囲攻撃で一瞬にして終わった。
ネズノ「あのさぁ、オイラの攻撃まで当てられてどうするでチか・・・。」
ベル「どじ?( *´艸`)」
私「(´;ω;`)ウッ…」
シーちゃんはクスクス笑っているのだが顔を隠して声もこらえて
隠し通そうとしている
全部いなくなって出られるかと思ったら
次の改装へ送られレベ2のマップ、いわゆる2階層へ来た。
私「え?」
ネズノ「え?」
シー「え?」
ベル「ネズとシーが遊んで追っかけこするからこの隠し狩転移装置に入っちゃったのにゃ」
どうもあの壁が250階層まで一気にいける隠し場所だったらしい。
ちなみに200階からはボスラッシュだそうだ。
ここから出るには死ななきゃいけないらしい
そんなのイヤに決まっている。
ルイ{ちなみに契約者は死にません。)
私{あれ?さっき私が死ぬ時はあなたも一緒ですとか言ってたよね?)
ルイ{私の場合です。あなたが死んでもあなたは復活しますよ?)
私{へ?)
たとえば私が死ぬと、地球の最後にいた時間とその場所の近くの扉前に
飛ばされて復活するそうだ。デスペナルティはあるらしい
その時にデスペナの種類によってはルイ自身が消えてしまうことがあるらしい。
ただし、1/999,999,999の確率らしく、一切気にしなくてもいい確率だとか。
人生で3億宝くじを連続30回くらい当てる確率らしい。
そうそう、話してる間に、さっきのまとめて釣ってきていっきに
範囲ドッカーン方法で50階まで登ってきたよ
50階層ごとに休憩所が設けられた場所があるらしく、出入りできるそうだ。
外へ出るとタウンマップが表示された。
ルイ{遅れたように見えるかもですが 今までで最速です。ご了承ください。)
っとのことだった。
マップ?ん~まぁいいか。
広い廊下。
地下なので土や石壁。
天井から色々看板がぶら下がっており、酒場の看板を見つけてみんなで入る。
ドアを開けるとのんべぇたちが酔っぱらって色々しゃべくり化している。
ワイワイガヤガヤやっているなかで隅っこの方で一人
高熱を出して休んでいるというモンスターハンターさんがおかゆを食べていた。
ベル「大丈夫?」
ハンターのおっちゃん「あぁ・・・毒を食らってね、35階層にいた毒蝙蝠に噛まれてな
それをここ3週間引きずってるのさ。
おかげでおかゆ生活で体力も低下、このままこの階層で
死を迎えるか、生き延びても永遠に金稼ぎして
下の土地に行くために100,200.350.000pq稼ぐために
寿命を縮めるか。あぁ、そのころにはハンターに戻れるか。」
ベル「だいじょばないにゃね・・・。」
その話を聞いていたシーちゃんがちろっと何かをつぶやいた
シー「リンゴ、妙薬、 作れる?生産スキル、ある?」
そうそう、いちおう生産スキルは持っていて、カンストレベルにはしてあるけれど
スキルをゲームで使用したようにクリックじゃないので
私「あぁ・・これって実際に混ぜたり切ったりしなきゃあかんのか。」
使うと使いこなすは違うようだ。
クリックですむのは機械の仕様だが
じっさいに手作りしようとするとなると
手間がかかりすぎる。
ルイ{動刻術を使用しないのですか?)
その手があったか。
動刻術というのは、時間を動かしてその場にある物の経過時間を
ある程度戻したり進めたりできる術
毒無効化妙薬を作ろうとしたが3日放置して純度を高めてから
飲むものらしいので、それまで待つのは面倒なので動刻術を使用した。
そしてできた毒無効化妙薬は私が自分で飲んでみたいというのもあってか
おっちゃんと関節キッスで半分づつ飲んだ。
私「なかなか甘くておいしいのか。」
おっちゃん「おぉ。うまいな。」
二人で交互に飲んでいると、ハンターのおちゃんの顔色が良くなっていった。
おっちゃんはすっかり元気になって、ベルや私たちに食事をおごってくれるといったが
すっかりおかゆで資金が減っていたらしく、ごめん、違うお礼に変更と言ってきた。
おっちゃんは200階層までソロで行けるらしく、そこまで案内してくれるそうだ。
こんな低レベル階層でひどい目にあって笑いものにされていたくらい
高レベルをたやすく生き延びている人だそうだ。
おっちゃんの名前はガイン・ダイス
かの有名な運が強すぎて自分より強い紫相当を討伐して
いっきにレベルが上がってしまった人だそうだ。
有名人らしいが
もちろん
私はそんな人しらない。
ガイン「ハッハッハ、新人には知らなくて当然さ。」
ベルは何度かはちあわせしていたらしいが
ベルが強いことを知っているので、ガインさんから手を出すことはなかった
・・・らしい。
ベルちゃんがちょろっと私に妙薬の作り方を口頭でガインさんに教えるように
言ってきた。
私「へ?これ言ってもいいの?」
ベル「問題ないでしょ?」
―――パステルジュース(現実での場合)―――
材料一人分
ホワイトチョコ――1かけ
ハチミツ―――こさじ1
(なければカエデシロップorメイプルシロップ)
牛乳―――こさじ1
※下のどれか一種類
リンゴジュース
グレープフルーツジュース
ぶどう系ジュース
オレンジジュース
ココア
コーヒー
抹茶
――作り方―――――
ホワイトチョコとハチミツ()牛乳を一緒に溶かす。
ナベじゃなくて、小皿とかで温めて溶かすとよい。
冬場だとヒーターの前とかで丁度いい温度ですよ
そしたら好きな※のジュースやらを飲みたい量より
少し多めで
一瞬沸騰させた後、上の溶か白チョコを入れて
混ぜながら火を徐々に小さくしていく
0火、簡単に言えば火をつけずに30回くらい中を周回して混ぜる。
もっかい沸騰させたらすぐ火を止めて
この時点で飲み物の種類によっては分離しています。
コーヒーなどをこす
紙のシートなので一度水分を全部下に落とします。
そのこした後のジュースが美味しいのです!
紅茶が甘いジュースみたいな感じかな、人によっては砂糖をお好みで。
好みがわかれるので嫌いな人は嫌いかな。
こして残ったチョコの部分は
レモン汁を少し足してゆるくしてから、
普通のチョコと一緒に溶かしてもう一度固めましょう
トリュフになりますよ!
ジュースの種類によって色が変わります!7変化!それ以上あるかも
――――――――――――――――――――
色々ガインさんと話しているとワイワイ盛り上がって夜になっていた。
ガイン「宇宙に浮いてる塔だから案外皆さん時間なんて気にしませんよ、」
ベル「そうだよね~私も全然きにしないしもともと暗いし
時間間隔ないなぁ~」
ネズノ「オイラははやくネズナに会いたいでち!」
シー「焦るとタヒぬ、この土地。」
私「うぅ~・・・(ノД`)ゴシゴシ」
私が眠そうにしているのもあってか、ガインが借りている前払いで払った
大部屋に私たちを歓迎してくれた。
ちなみに6部屋ある。
個人個人で部屋を使ってくれて構わないらしく、みんな一人に分かれて
個別の部屋でそれぞれ色々遊んでいた。
すると、私の部屋にベルが寝ぼけて入ってきた。
ベル「うな~ぅ・・・」
それは猫の姿になっていた。
ベルは眠いと猫の姿にかってになってしまうらしく、寝ぼけたベルは
私のねっころがっているベットの毛布に入りこんできた。
毛布に入っていくモフモフ、毛玉のように丸まって、
フーーーっとあくびをするとカゥっと口を閉じてそのまま寝てしまったようだ、
おやすみ、っと声をだすと猫だから人間の18倍の音量で聞こえるだろう
言わずにそっと目をつぶった。
ベル達が寝泊まりしている場所、私たちのへや・・・
地下なのに外が見えるいい部屋です!
すみっこの部屋だそうで、防弾プラスチックの外を見ると、星がきれいに輝いていた。
夜景がとってもきれいなのですよ~♪✨
そうそう、ベルちゃんからお手紙~
ベル「みんな元気?にゃんから少しお土産話、アボカドを醤油でしか食べてない人いる?
ケチャップつけて食べてみて~!すっごい美味しいのにゃ、
ケチャップ嫌いだったらやめておこう・・・。」